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鶏鳴学園(けいめい学園)

〒113-0034
東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
TEL:03-3818-7405
  (留守電対応の場合あり)
FAX:03-3818-7958

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合格者の声

卒業生の声を紹介

2005年 合格者の声

T・O君 信州大学

1.信州大学の小論に対し、どのように取り組めたか
 信州大学の農学部の小論のテーマには毎年、自然に関する事がテーマになっていたので、自然の事について調べていき対策を立てていったのだが、試験本番で出されたテーマは「現代の国語の使われ方」についてだった。正直最初は驚いたが、すぐに頭をきりかえす事にした。
 設問はグラフを書かせる問題や自分の意見を聞いてくる問題だった。鶏鳴では設問も注意して読むということもまた教わっていたので、筆者が聞いている事だけを簡潔に答える事が出来た。
 後は鶏鳴で教わった事と自分が持続して文章を書いてきた事が力になり、全て書ききる事ができた。

2.信州大学の面接と鶏鳴学園との関わり
 信州大学の面接では、まさに鶏鳴で学んできた事がそのまま役に立った。というのも、鶏鳴ではずっと他人の意見をきちんと聞いて、それに対して根拠を持って反対したり賛成したりと、自分の意見をはっきりと発言するという事をやってきた。それと、常に問題意識を持てとも言われてきた。それともう一つ、具体的に物事を言えと教わってきた。この三つの事を守ったら自然と合格出来たのだ。
 もう少し詳しく話すと、僕は農学部の森林学科を受けたのだが、ここでは個人面接一回にグループ面接が二回行われる。個人面接では、志望理由や長所・短所などのごくありふれた内容が聞かれるので、たいした事はないが、問題はグループ面接の方だった。受験者七人、試験官四人で、試験官がフォローしながら主に受験者が討論を行うというものだった。
 グループ討論では環境の事について聞かれるという事を調べ、前期日程までインターネットや本を読んで環境問題についてたくさん調べ、知識を入れた。だが、これだけではいけないとまた思った。鶏鳴ではいつも問題意識を持てと言われ続けていたので、調べた事に対し、自分なりに疑問をもつ所を探した。
 試験当日、最初はかなり緊張していた。だが討論が進めば進むほど落ちついて、討論に集中するようになっていた。これは普段から鶏鳴で似たようなシチュエーションを繰り返していたおかげだと思った。
 だんだんゆとりが出てくると、視野が一気に広がった。受験者一人一人の性格が分かってきた。試験監督の気持ちも、監督側の立場になって受験者の意見を聞いたり、メモを取っている場所を見たり、どのような所でうなずくかなど観察する事によって、理解できた気がした。
 また、調べてきた事+それに対する自分の疑問点を発言した時は、大きな手応えを感じる事も出来た。
 結局、僕は他人の意見をよく聞き、自分の主張したい事を述べるという、鶏鳴でやってきた事をただ出しただけだ。だから改めて鶏鳴で学んできた事の意味はでかいと感じた。

3.理系なのに通いつづけたわけ
 僕は理系であった。友達にはよく、なんで理系なのに国語の塾行ってんの?と聞かれた。しかし、僕にはどうしてみんなそんな事言うのか疑問だった。なぜかと言うと、一般的には理系の人は国語の塾に行かないのだろうが、僕がこの塾に通いつづけたわけは、理系だから文系だからどうこうというのではなく、将来社会に出た時に力になる国語を勉強し、修得するという目標があったからだ。途中でやめるような中途半端な事はしたくなかったし、ずっと通いつづけたいという思いがあった。
 実際、鶏鳴に通いつづけたおかげで、本当に多くの本質的な事を学べたし、相手の意見をきちんと聞き、それに対し根拠をもって答えるという事が出来る力がつき、本当に良かったと思っている。

Y・O君(慶応) 一橋(商)・慶応(経済)・慶応(商)・上智(経済)

鶏鳴に通って学んだことは、文章を読むことによって、そこから感銘を受けることができるようになったこと。それまでは文章に触れていても自分には何の気概も起こらなかったが、冬の講習で、文を読んで初めて、言い表すことは難しいが、単純にその文章の凄さに驚かされた。その時初めて、文が少しずつ読めるようになってきたのだと感じた。
 受験科目の中で、おそらく多くの人が国語というものにもやもやとした感じを持っていると思う。センスだという人もいるし、やっても変わらないからやらないという人もいる。ケイメイでは、一つの文章を二時間も三時間もかけて必死に読み解いたテキストの読解が、解説をきくと全くの読み違いだということがしばしばだった。「何となく読める」というのは全くの嘘なんだと思った。けれども、ケイメイ式の確立された読み方の原則に忠実になれば、国語はできていく。一朝一夕に完成するわけではないが、日々訓練を積むことで、少しずつ読めるようになっていくと思う。鶏鳴は10人程度の少人数授業で、男女や学校の分け隔てなく仲良くなれた。志望校は違っても、同じ目標に向かって頑張れる仲間が居たのは良かった。

E・Oさん(東京女学館) 早稲田(教育)・明治(経営)・明治学院(法)

鶏鳴に通って学んだことは、現代文にも古文にも明確な解法があるということです。2年ほど通っているうちに鶏鳴式がやっと身に付いたという感じですが、身に付いてからは自信を持って解けるようになりました。この自信をもてたということ、信じきれる方法に出会えたということが、すごく大きかったです。鶏鳴に通って苦しかったことは、小論文を書く時に、書き出してから少したつと自分が何を書きたいのかわからなくなり、そのまま数日考え通しになった時です。自分の書いた作文を先生に批判された時は、自分でもその作文が良くない事、つまり考えきれていなかったり、きちんと向かい合っていなかったことが分かっていた時もあったので、そういう時は先に進むことができず苦しかったです。
 私が受験生活を振り返った時にまず最初に思うのは、鶏鳴学園に通えて本当に良かったという事です。鶏鳴学園の仲間は、学校の友人とは一味違った仲間です。批判し合ったり、作文が書けない時にはげまし合ったり、作文をほめられた時に喜び合ったり、受験生活で辛い時は話し合ったり、私にとって欠かす事のできない存在でした。
 また、鶏鳴学園の先生方の授業が受けられたという事が、本当に私にとって貴重な体験になっています。受験中の悩みを相談にのってもらった事も本当に支えになりましたし、何より学校の授業や先生のように、話し合ったりする事もあまりないような関係と違い、困った時に「先生に相談しよう」と思えるようなケイメイの先生に出会えた事が何より幸せです。

E・Oさん(光塩女子学院) 慶応(法)

私は最後まで中井先生と松永先生に助けて頂きました。私は鶏鳴に来ていなければ、自分が何をしたくて何のために大学に行くのか、考えることがなかったと思います。鶏鳴では、作文・小論文の授業で自分の経験をさらけ出していくことによって、心の中が整理され、自分の問題意識もはっきりしていきました。こんなにはっきりと私のこと(長所も欠点も)を指摘し、叱ってくれる先生はいませんでした。また、鶏鳴でできた友人は一生の友人です。これだけ相手のことを知り尽くしている友人はめずらしいと思います。鶏鳴で勉強できて本当に楽しかったです。鶏鳴大好き!!!

R・Hさん(千代田女学園) 明治(法)

鶏鳴に通いはじめて、自分の中でずっとひっかかっていた事を作文に書き、みんなの前で号泣しながら発表し、AO入試では中井先生の指導のもとに更にそれを追求してみて、以前より自分の問題がはっきりして、そのことをこれからも考えていこうと決めることができました。ここで作文に書いていなかったら、たぶん一生しまっていたと思います。
 古典は、鶏鳴に入る前までは、とにかく大っ嫌いで単語も全然覚えなかったけれど、シキブ(古典単語)やノリナガ(古典文法)は、覚えることが凝縮されていて、苦もなく勉強できました。鶏鳴の二人の先生と友達と一年一緒に頑張れて本当に良かったです。ありがとうございました。

T・S君(学習院) 立命館(文)

けいめいの仲間は特別でした。自分の作文を読んでくれた仲だからです。そこには家族のこと、友人のこと、海外での生活のことなどが書かれていて、そんなことを真剣に語り合うような友人を僕は今まで持ったことがありませんでした。ただ一緒にいて楽しければいい、そんな友人ばかりでした。こんな仲間たちと、中井先生、松永先生のおっしゃることを信じて、みなさんもがんばって下さい。

M・Aさん(雙葉) 早稲田(国際教養)AO入試

鶏鳴に通ってまず大きかったのは「文章の読み方」です。どんな文章でも鶏鳴式で読めば読めるし、それは国語だけに限らず、英語を読む時にも同じだということが分かりました。だから、鶏鳴で国語をやればやるほど英語も伸びたし、英語と国語がつながっているということを何度も実感しました。
 とくに作文・小論文の授業は楽しく有意義な時間でした。確かに、毎回毎回、中井先生に自分の悪いところを指摘されることは楽しくはなかったのですが、「文章を書く」ということは、先生の言われる通り、「今の自分を壊し、新しい自分へと前進することである」と私も思います。最初の授業の時に「君は問題意識がまるで無い!」と言われてから、その意味を模索しながら、私は小学校時代にまで遡って、時には書き直しも入れて、原稿用紙で140枚の量を書き、自分の半生を振り返るまでに書き続けました。(AO入試では、書類を書く前の段階でどれだけ自分の過去を振り返れているかが大切だと思います。)
 知り合ってから一年も経っていないのに、鶏鳴の友達とはもうずっと前から友達でいるような気がします。もうみんなと授業を受けることはないけれど、また何年後かにそれぞれ作文を持ち寄って、またあの白熱した楽しい作文の授業ができたらなと思います(笑)。

E・Tさん(雙葉) 多摩美術大

現国や小論で相手に反論されないように意見を考えたり、相手の意見に反論したりするうちに、どんなことにも疑問を持てるようになった。さらに、小論で何度もやっていたけれど、問いを立てて、それを分析し、自分なりに答えを出すということができるようになったことが、私にとっては大きな事だったと思う。
 現国でも小論でも、なかなかできるようにならなくても、地道に努力を続けることが大切だと思う。私は、センター試験の前1ヶ月ぐらいは、ほぼ毎日鶏鳴でやった問題の復習をしていたけれど、コンスタントに復習を続けることは、問題形式や時間配分に慣れるためにとても重要だと実感した。

M・Nさん(洗足学園) 日本女子大

現国:「対・言い換え・媒介」などいわゆるケイメイ式を使いこなせるようになるまで結構時間がかかったが、常にそれを文章中に見いだそうと注意深く読むようになって、次第に文章の内容ではなく「形式」に重点をおいて理解できるようになっていった。
 古文・漢文:「直訳・直前・直後」などのケイメイ式を身につけるには、復習が大切なのだと実感した。漢文については、「ホクト」(漢文)の必修例文をこなし、なおかつ漢文のケイメイ式が身に付いた時点で、楽しい教科にすらなっていた。古文漢文ともに「入試直前必携版」はどの試験会場にも持って行き、実際に必須アイテムであり救世主でした。

K・K君(佐野日大) 慶応(経済)・立教(経済)・日大(経済)

自分は現役の時には国語を「まったく」勉強していませんでした。従って春の時点の偏差値は30台で、小論文など全く書けない状態で、一年で国語の成績を上げるなんて不可能だと思いつつも入塾しました。しかし、現国は「対・言い換え」を意識できるようになった時点(一月頃!)でできるようになり、古文ではケイメイ式を教わったらすぐに模試などで応用できるなど、松永先生の授業がすばらしく、古文が好きになりました。立教の本番の古文でケイメイでやった問題がそのまま出て、そのあたりの問題予想もすばらしいと思いました。小論での中井先生の指導は厳しいものではあっても、改善点を明確に教えてくださるので、最終的に合格答案を書くことができました。

A・Iさん(竹早) 國學院(文・日文、中文)・日本女子(文)・東京女子(文理)

現役時代の夏休みから最初の受験まで、一体自分は今、また大学で、何をやっていいのか分かりませんでした。分からないから勉強が嫌になり、楽な方へ流れて行く。我慢の出来ない私はこうやってゴロゴロと浪人の道を行きました。
そして一年後の同時期、志望校選びの段階になって、去年とは全く違い、やることも受けたい大学も決まっていることに気づきました。鶏鳴に通って作文などで批判され、個人面談で励まされした結果、伝説や民俗学に興味があることがはっきりしたためでした。
 鶏鳴は、入試問題の解法テクニックにおいては言うまでもなく、さらにもっと根本的なところで、自分が何をすべきなのかを教えてくれます。それは進路選択にも応用されました。先生方は人格的に信用ができ、「この人たちに師事して選んだのだから」という自信がずっとありました。

K・F君(学習院)  東京工業大学第一類

鶏鳴のやり方は、現代文・古文その両方ともが論理的で、これほどまでシステマティックな国語の解法は、他にないと思う。又、単なる受験テクニックにとどまらず、鶏鳴で学んだこと(例えば、「問題意識」の大切さなど)は必ず後の人生の糧となるだろう。
 中井先生、松永先生、本当にありがとうございました。