合格者の声
卒業生の声を紹介
2017年 合格者の声
H・Kさん(頌栄)……青山(文)、東京女子(文)、日本女子(文)
①鶏鳴の現国でよかったこと
現国の基礎である「対、言い換え、媒介」、それから「逆説(矛盾)」ということを学ぶことができたこと。これは学校では決して教わることの出来ないことでした。高1で初めて鶏鳴に入塾し基礎現国でこれらを学んだとき、今まで全く意識せずに解いてきた私にはすぐに染み付きませんでした。それまでの私は現国が得意な方で、本当にこうやって解かないと出来ないのかと半信半疑でしたが、「「である」ことと「する」こと」を読んだ時に考えが一変し、対、言い換え、媒介、逆説の本質を少しずつ理解することができました。実際に現国を解くときにもこれらを意識し続けることで他の人よりも早く正確に立体的構成を把握することが出来たし、現国という教科以外でもこの本質が大事であることが分かりました。
また、レジュメの担当になった時は誰よりもそのテキストに対して向き合うことができました。普通の塾なら解いて終わりのところを、鶏鳴ではそのテキストの問題だけでなく、全ての立体的構成やテーマと結論を抑えることを目的としていました。こんなに専門的なことをやることができたのは鶏鳴だからです。またそれは専門的なだけでなく他のテキストを解く全ての時に応用が効きました。三大媒介は自分の経験に当てはめて考えるようになりました。レジュメの授業は本当に鶏鳴ならではの一番印象に残っている授業です。
私が高1で入塾した時、中井先生は今まで出会ったことのないタイプの先生で、毎週怒られることにびくびくしていました。でも次第に中井先生がとても優しい先生だということが分かりました。中井先生は絶対私たちのことを見捨てないで、悪い時にはしっかりと叱ってくださったし良い時にはちゃんと褒めてくださりました。叱られた時は本当にその通りすぎて今までやり過ごしてきた自分の悪いところが明確にわかったし、中井先生が褒めてくださった時は他の誰に褒められるよりも格段に嬉しかったです。今まで出会った教師の中で一番恩師と呼べる存在です。
②古典でよかったこと
私は高1になる前の春休みに初めて松永先生の授業を受けました。学校の古典は完全に暗記科目で、中学で既について行けなくなった私に母が勧めてくれました。苦手意識は相当大きかったですが、始めの授業でノリナガを貰った時、これがあれば全然解けるじゃん!と思いました。それからの3年間で他の子は古文単語や用法を必死に覚えていましたが、私は本当に鶏鳴でしか古典を勉強しなかったし、高3の学校の授業中解く問題は他の子よりもかなり早く正確に解くことができるようになりました。よく友達にどうやって解いてるの?と聞かれて、「直直テーマだよ」と言いそうになりましたがあんまり他の人に教えたくなくていつも誤魔化していました(笑)松永先生の授業は進み方も無理がなくて質問もしやすいし、本人がよく自画自賛されてましたが(笑)、レジュメもいつ読み返しても分かりやすいように作られていました。そして何よりも復習の大切さを実感しました。私は途中復習を疎かにしていて多分松永先生も気づいていたと思いますが、高3の秋から反省しそれまでのテキストの復習をやりまくったら、直前期に連続してとても良い点数を取ることができました。
また松永先生の授業が私は本当に好きでした。分かりやすいのはもちろん、古代の人たちや風習などの作品背景もとても楽しく教えてくださいました。松永先生の授業を通してそれまで大嫌いだった古典という科目にかなり魅力を感じるようになりました。大学で国文学を学びたいと思ったのも鶏鳴の存在がとても大きく、これから大学で学ぶことを決められたのも鶏鳴の授業のおかげです。
③小論文でよかったこと
高1の時作文の授業が毎週のようにあって、宿題が出た時は本当に憂鬱でした。それまで書く機会がほとんどなかった作文はとても苦手だし嫌いでした。次の作文の授業が怖くて作文の授業の時以外にもよく自分の経験を洗い出していて、提出しなかったけど何度も何度も書き直した下書きもたくさんあります。作文の授業を受けて本当に良かったと思ったことは、中井先生が私の経験自体に対してとても詳しくコメントしてくれたことです。ぶつかり合いについて書いても、「これはしょうもない経験」と言われたり、逆に「この経験はとても大事」と言われたり、今までの自分の生き方や問題意識が試されてるようでそれが他の人は絶対に経験できないことでした。一度私が本当に辛かった経験について書いた時は「君がこの経験を書いたこと自体がとても大切なこと」と言ってくださり、授業中泣きそうになったのを覚えています。
小論文の授業も私にとって強烈な経験でした。春期講習でものすごく怒られて私のダメなところを痛烈に批判された時は泣きながら帰りました。もう本当に辛くて小論文やめたいと思っていましたが、今思えば小論文は現国よりも私にとって大事な経験でした。文学部に入りたかったのもあって、扱うテキストの内容はとても興味があったし、それに関する自分の経験を出すのはとても難しくて試されているみたいで、いつも緊張しながら考えていました。冬に何度も何度も書き直して、5回目くらいにようやくオッケーを貰えた時は受験に合格したレベルで嬉しかったです。小論文は作文の発展版で本当に物凄く難しい科目です。でもそれだけ得るものは大きかったし、合格を貰えたことは受験期だからというだけではなく自分自身の大きな自信に繋がりました。私は結局慶應には落ちてしまいましたが、鶏鳴の小論文の授業を受けて本当に本当に良かったと思っています。
④クラスのこと
受験期は周りの推薦の子たちへの羨ましさやどうしようもない不安や焦りが物凄くて、精神的に追い詰められる時期もありました。でも二学期の初めに中井先生が毎週の鶏鳴の授業には絶対来なさいと言っていて、その通り私は鶏鳴に来ることが精神的に安定することになったし、鶏鳴のクラスメートとテキストについて意見を出しあったりすることがいい刺激になり、とてもいい空間でした。鶏鳴の仲間や先生方がいなかったら絶対受験の途中で辛くて前に進めなくなっていたと思います。私が鶏鳴に入ったことは物事の考え方を一新させる、今までの人生の中で一番大きな影響を与える経験でした。3年間本当にお世話になりました。これからも問題意識を忘れずにどんどん成長出来るよう頑張ります!
S・Nさん(東京女学館)……立教(社会・文)、青山(文)、津田塾(総合政策)
鶏鳴の現国は自分で授業のレジュメを作成するというところが良かったと思います。私は国語がとても苦手だったこともあり、自分が担当の週は憂鬱でした。皆の前で発表しなければいけないことも、自分の中で勇気のいることで、緊張していました。しかし、受験を終えた今、思えばこの授業での緊張感を受験期に経験したことで、試験当日はさほど緊張することなく、力を出せたのではないかと思っています。
鶏鳴の古典はとにかくシンプルでした。週に一回、復習する時間を設ければよいだけなので、受験古漢に時間を多く割くことなく効率よく勉強できました。
また、私は、推薦対策で小論をやりましたが、松永先生が私一人のために何度も添削し、解説し、教えてくださったことで、結果は残念でしたが、すごく達成感を味わうことができました。
M・Kさん(跡見)……ICU(教養)、立教(社会)、法政(社会)
現国…学校ではフィーリングで解き、成績も不安定で現国は嫌いでした。しかし鶏鳴に入って対、言い換え、媒介をどんな文章でもシンプルに押さえるだけという現国の解き方を教わると、解く時の不安な気持ちが無くなり、楽しくなっていきました。そして家で復習、鶏鳴で問題演習と解説を聞くということを繰り返していくうちに成績は上がっていき、センターでは170点取ることが出来ました。鶏鳴に入らなければずっと苦手科目のままだったと思います。
また、取材やスピーチを通して徹底的に自分自身で考え、行動することの大切さに気づけたことは私の大きな財産となりました。高校生の間に受験勉強だけで終わらずにこのような経験が出来て本当に良かったです。
古文・漢文…「直、直、テーマ」が古文、漢文の基本であり、これを押さえることが何よりも大切だということを教わり、信じてやっていくと、本当にほとんどがこれだけで解けると分かり、感動しました。学校の友達が古文単語をたくさん覚えているのを見て不安になることもありましたが、古文、漢文も論理だということを最後まで信じてやり抜けば結果もついて来ます。
中井先生、松永先生には受験相談にものって頂き、自分の考えの浅さに気づいたり、逆に楽になったりしてたくさんお世話になりました。
ありがとうございました。
K・I君(立正大附属)……法政(経済・経営)、中央(経済)
私は鶏鳴学園に入学する以前は現国、古文、漢文に苦手意識を持ってきました。その理由はいままで、本を読んでこなかったり、単語や文法が覚えきれていないからだと思っていました。しかし鶏鳴学園では知識は関係ない、文章を読むのに大事なのは「対」と「言い換え」と「媒介」のたった3つであると言われたことは衝撃を受けました。なぜなら市販で売られている参考書には様々な現代文を読むためのテクニックが掲載されており、意識が散漫になってしまい文章にアプローチできなかったからです。また勉強面の相談には悩みが全て解消されるまで話を聞いてくれたことは大変励みになりました。鶏鳴学園の中井先生、松永先生と出会えたことにとても感謝しています。
N・Yさん(茨城県立第一)……津田塾(学芸)、聖心女子(文)
①現国の授業で良かったこと
常に直前直後と媒介を意識することの重要性を学べたことはとても良かったです。鶏鳴に入塾する前は「ただひたすら内容を理解するために文章を何度も何度も読んで解く」という効率が悪い解き方をしていました。しかし鶏鳴で直前直後の法則と媒介を学んだことで、前よりも効率よくシンプルに解答を導き出せるようになりました。
②古典の授業で良かったこと
答えや文章をシンプルに考えることを学べて良かったです。どんなに複雑な文章や設問でもシンプルに考えれば解けると分かった頃から今まで大嫌いだった古典が面白いと感じるようになりました。点数が上がっただけでなく、古典文学の面白さにも気づくことができて本当に良かったです。
③個別指導で良かったこと
私は津田塾の過去問の添削をしていただきました。最初は全然書けなかったのですが、先生にアドバイスをいただくにつれて書けるようになりました。本番前も何度も添削を見直して、先生のおっしゃっていたことを思い出し本番に臨みました。そのおかげで合格することができました。先生の添削、御指導がなかったら合格できなかったと思います。本当にありがとうございました。
④その他
三年の夏という現役合格に間に合うか間に合わないかという時期に入塾してきた私に今までご指導してくださりありがとうございました。鶏鳴では解き方や読み方だけでなく試験での気持ちの保ち方や国語の楽しさも初めて知ることができました。通常授業では、私は地方からの「ウェブ参加」だったのでクラスの雰囲気からいつもたくさんの良い刺激を受けました。その刺激があったから周りに誘惑があっても流されず受験を乗り切れたと思います。また、気持ちの保ち方の面でセンター前に中井先生が「誰でも失敗はする。だからたとえ失敗しても全部流せ」とおっしゃっていた言葉が励みになりました。そのお言葉で、どの試験でも自分の実力を最大限出せたと思います。私が一番行きたいと思っていた大学に合格できたのは鶏鳴学園のおかげだと思います。本当にありがとうございました。
S・Sさん(東洋英和)……上智(神)
鶏鳴に入塾する前の私は、評論文や小説を読む際、その内容によって、出来ややる気が左右されていました。しかし入塾してから鶏鳴式を知り、点数も上がり、安定するようになりました。また、古典でも、鶏鳴式はとてもシンプルであり、とても内容が濃いものでした。その解き方、勉強方法はその通りにやるとほんとうに点数に結びつくものでした。さらに、作文の授業では、具体的に書くことの重要性や、内容を一つにしぼることなど多くの指摘を受け、自分の下手さを痛感しました。しかし、その時に学んだ「問題意識」という言葉が、私のものの見方を広げました。問題意識をもちながら日々生活することを意識し、新聞を読んだり、興味ある学問分野について自分で調べたりするようになりました。それは小論文だけでなく、世界史や自由英作文、面接など、すべてにおいてプラスに働くことになりました。
K・Mさん(桜丘)……立教(文)
国語はフィーリング? 現代文の勉強法って何だろう? そう思っていた時に、高2の冬期講習で言われた「国語は能力です」の一言。とても驚きました。「2つときたら対」「3つときたら媒介」。テキストを復習していくうちにその意味が分かるようになっていきました。授業は学校などとは違って、クラスのみんなと考えていることを共有できたことがよかったです。また、中井さんがどんどん突っ込んでくる(笑)ので、負けそうになりましたが、自分の家で考えてきたことが合っていたときはうれしかったです。
鶏鳴の古典は、学校では教わることのないことばかりでした。しかも、言われてみれば特別難しいことではなく、いたってシンプルなことばかりでした。「直訳、直前直後、テーマ」という考え方、たった100語にしぼられた古典単語など、正直はじめは疑っていたこともありました(笑)が、松永さんの授業を受けるたびに「ほんとうにこれでできるんだ!」と思うようになりました。1つ1つの問いに根拠が示されるので、毎回納得できました。
鶏鳴学園は、授業以外でも、受験期のアドバイスや、将来に向けての行動のアドバイスをしてくださり、この一年で去年までの自分とは考え方が変わったなと思います。ここに通えてよかったです。
T・Y君(早稲田)……早稲田(国際教養)
私は現国で、難しい単語が並ぶ文章が苦手で、そのような問題に対してお手上げ状態だったが、鶏鳴で「対」「言い換え」「媒介」の3つを使って解く方法を習ってからは、そんな問題も論理的に解くことができるようになった。
古典の授業では、学校でやらされるような丸暗記ということは全くやらないところが新鮮だった。松永先生の復習用テキストを音読するだけ、という勉強法だったが、何度もやっているうちに、暗記でなく、自然に助動詞などの意味が身につくようになっていて苦にならなかった。
K・Mさん(三輪田)……明治学院(法)
他の塾では、問題を解くにあたり、たくさんの方法があって全く分からなかったが、鶏鳴の現代文は、「直前直後、対、言い換え、媒介」だけで問題を解くことができることが分かった。そして鶏鳴の古典の解き方はほんとうにすごいもので、どんな問題でも「直・直・テーマ」の三つだけを意識すれば問題を解くことができた。それだけでなく、私は鶏鳴に通ってから、自分自身の将来についての考え方、「問題意識」について深く考えるようになりました。鶏鳴であつかったテキストに関する「問題」についてニュースや本で調べてみることも多くなりました。また、クラスでも、自分たちの経験を語り合うことがあり、自分の悩みを打ち明けられる仲間ができました。これからの大学生活も無駄にせず、ゆたかな経験をしたいと思います。鶏鳴は本当に素晴らしい塾でした。本当にありがとうございました。
R・Hさん(桐朋女子)……日大(生物資源)、東京農大(農)
鶏鳴の授業で良かったことは、まず、自分で作成したレジュメを通して、自分の意見を他人に伝える、というところです。自分が担当者のとき、とても不安でしたが、しかし、自分の弱さと向き合うことができました。学校ではいつも受け身な私でしたが、鶏鳴では積極的になれました。週一回の授業でしたが、非常に濃く、貴重な時間でした。次に、他の人の意見を通じて自分を相対的に見ることが出来るところ、です。毎回の授業の最後に感想を書いて、翌週にそれを配布されたとき、そこにはクラス全員の色々な意見があり、自分とは全く違った観点から感想を書いている人もいて、次の問題を考えるためのヒントにもなりました。
古典では、①直訳、②直前直後、③テーマを意識することで、テキストの内容をスムーズに読み取ることができることを学びました。この方法のおかげで、以前よりも速く読み進めることができるようになっただけでなく、古文のおもしろさに気付くこともできました。古文の中にも、現代文同様、登場人物の思い、性格、それにダジャレなどまで描かれているのです。
私の金曜クラスには自分の意見を言葉で説明できる人がたくさんいて、良い刺激になりました。毎週、現国+古典で4時間の授業は、集団塾なら寝ていたかもしれませんが、鶏鳴では常に緊張感をもち、集中できました。今まで学校ではずっと受け身でやってきたので、入塾当初は自分にはレベルが高すぎるのではないかと思っていましたが、地道に続けて行くことで、少しずつ、自分の意見をまとめる力がついていきました。鶏鳴でつちかったこの力を大学で生かしていきたいです。
M・Nさん(総合芸術)……学芸大(教育)、文教(教育)
けいめいでは、自分がレジュメの担当者のとき、自分の考えを人に正確に伝えるために、論理的に説明することを学べてよかった。古典では「直訳」という方法をきわめることによって、すぐに解答が見つかることを学べた。また、これは現国でも古典でもそうだが、小論でも、「対」を意識して書くことで、自分の主張をよりはっきりさせられることを学んだ。
K・M君(小石川)……大阪(医)、順天堂(医)など
鶏鳴学園について
医学部志望という事でセンター国語のみだったので、センターについて書きます。
私は現役の時は、センター模試の国語は平均120点ぐらい、本番で易化したにもかかわらず140点という結果でした。春期講習から鶏鳴学園に入塾し、医学部用センター対策までお世話になりました。浪人時は模試の平均が160点ぐらい、本番は188点をとることができました。
まず、センター試験の国語という科目は私はかなり重要な科目だと思います。なぜなら、センター試験はたいていの人は一番最初に受ける入試であり、その後の流れを大きく作用するからです。実際、私もセンター利用をいくつか出していたので、その後の私立にも多少リラックスして、波に乗り、受験することができたと思います。その中でも特に国語を重要視するのは国語は他の科目と違い、得意な人でも高い点数で安定させることが難しいという点にあり、国語の出来がセンターの出来と言えるぐらいだからです。国語が難しい大きな理由の一つは時間的制約が厳しいということにあると思いますが、鶏鳴学園のやり方で取り組むことで、結果として、クリアすることができました。
授業について
現国の授業はかなり大変でした。中井先生のお話しされることは難しくて意味のわからないことも結構あり、「なぜ」、と考えることも多々ありました。しかし、最終的には3つの論理である「対」、「言い換え」、「媒介」で全てが説明できる事を実感できるようになりました。現国は予習と復習をしっかりやり、授業で中井先生の話していたテーマを頭の中に入れておいて、暇な時に自分なりの答えを作ってみる、みたいな感じで取り組みました。自分なりに考えておくと、意外と小論などでテーマとして使える機会があり、役に立ちました。
古文・漢文は覚える内容も最小限に洗練されていて、現国と同じ論理で説明することができ、画期的だと思いました。学校や他塾の授業において、先生が一方的に知識があり、内容を読めるのを前提に問題を解いていくのとは違い、選ばれたテキストを用いて、国語の出来ない私のレベルでも解けそうと思える解法で解説してくださるのでとても役に立ちました。古文・漢文はとにかく復習をこなすべきです。同じテキストを何度もこなすのに意味があるのかと最初は疑問に思いましたが、しかし、何度もこなすことで、自然と鶏鳴のやり方が身についてきます。逆に回数をこなさないと頭では分かっていても、なかなか使える状態にはなりません。下手にいろんなものに手を出すより時間もかからず、負荷が少なく、効率的で良かったです。
医学部用センター対策、これが自分的には一番力になったと思います。この授業を通して学んだことは『パターン化』です。本当はもっと早く気づくべきだったのですが、直前になってやっと気づきました。上で述べたようにセンター国語は80分で現代文2問、古文、漢文を解かなければいけなく、時間的制約が厳しいですが、問題形式が毎年同じということを利用して、パターン化することによりそれが可能になると思います。
例えば、古文を例にとると、センター古文の問題は問題文がとても長く、設問数が6、7問、選択肢が他の私立と比べると長く作られているというのが特徴です。さらに、設問は文法を問う問題、単語の意味を問う問題、傍線部の意味を問う問題、心情を問う問題、内容一致を問う問題とたいていこれでパターン化できます。それぞれのタイプの問題に対して鶏鳴ではそれぞれの決まった解法を学んでいるので、分析さえできればあとはその解法に従うだけです。
このパターン化という勉強法は大学受験を通して、非常に強い武器になります。古文を例に出しましたが、現代文、漢文はもちろんの事、英語、数学、理科にも十分応用可能です。
以上は私が浪人して1年勉強を通して国語に対して思った事です。鶏鳴では単に国語の力だけでなく、新たな、ものの考え方を得ることができたと思っています。