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鶏鳴学園(けいめい学園)

〒113-0034
東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
TEL:03-3818-7405
  (留守電対応の場合あり)
FAX:03-3818-7958

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合格者の声

卒業生の声を紹介

2019年 合格者の声

M・Kさん(頌栄)……早稲田(国際教養)、青学(総合文化政策)

私は高3になる時の春期講習で初めて鶏鳴学園の現国と古典の授業を受けました。その時、現国では「対、言い換え、媒介」の3つの論理で、古典では「直訳(最低限度の古典単語、助詞、助動詞)、直前&直後、テーマ」の3つの手順に従えば入試問題を解けると聞いて、鳥肌が立ったことを覚えています。説明会を受けた後、今まさに自分が必要としていることをここで学べると確信したことを覚えています。

私は小学校をほとんど海外で過ごしたので、他の同級生よりも国語に対する苦手意識が強かったです。鶏鳴に通い始める前は国語(特に現国)はほとんど感覚で解いていたため、当然ながら模試ではひどい点数ばかり取っていました。しかし、国語はどれだけ時間を費やしても、正しい方法(鶏鳴の復習)で勉強しなければ、力がつかない科目である、と聞いて、今までの勉強方法を見直し、修正することができました。先生が何度もおっしゃっていた通り、鶏鳴のテキストを何回も復習していると次第に鶏鳴方式で国語の問題を解くことができるようになりました。私はすぐに身につくタイプではないので、夏休みに毎日復習をしても、なかなか安定して国語の点数を取ることができませんでした。けれど、諦めずに入試の前日まで復習を続けたことが、第一志望に合格する要因となったと思います。入試を受けている期間も復習をしていたので、入試本場時点では、より国語の力がついていたと思います。

鶏鳴の授業は他の塾とは違って、自分から発言する機会が多く、一分間スピーチなどを通して、簡潔に相手に分かりやすく伝える力、考える力が以前よりもついた気がします。その上、受験だけでなく、これからの人生においても大切な知識を得ることができたと思います。私の中では中井先生の「問題意識がない人は死んでいるのと同然」という言葉が印象的です。また、自分がレジュメの担当に当たると、いつも以上に正しい答えを出したい!という気持ちが高まり、今までにないほど真向から問題と向き合い、自分の足りていない部分に気付くきっかけになりました。松永先生にはAO入試の志望理由書、勉強計画など何度も真摯に相談に乗って頂きました。また、世界史の勉強の仕方も教えていただき、その通りに続けたら、見る見ると成績が伸びていきました。先生の話は常に興味深いことだらけで、好奇心があまりない私ですが、いつも楽しく耳をすませていました。毎週鶏鳴の授業が楽しみで、授業中はとても笑っていたのを思い出します。直前期には精神的に追い込まれている時もありましたが、鶏鳴に行くと少しすっきりし、気持ちを切り替えられました。一年間という短い時間でしたが、鶏鳴学園で学ぶことができて、本当によかったです。中井先生、松永先生、本当にありがとうございました。

 

I・K君(高輪)……京大(理)、上智(理工)

現国について

春の基礎講座から直前講習に至るまでの徹底的な論理の授業を通して、ぼくは鶏鳴学園の言う「国語の能力」を格段にあげることができた。だから、国語の試験の点数があがり、本番で数学で大失敗したにもかかわらず、京都大学に合格することができた。

しかし、ぼくが鶏鳴で培った「国語の能力」とは、その程度のものではない。鶏鳴の現国の授業では、学期の初めに自分の経験についてのスピーチがあり、また、毎回の授業の終わりに授業の感想を書く。ここでまず、自分というものについて考えさせられる。そして、そのスピーチや、授業中に必ず与えられる発言の機会を通して、他人に働きかける練習をする。このことが何より鶏鳴でぼくが培うことができた大事な能力であり、生徒たちの生きる力になっているのである。

古典について

鶏鳴の古典の勉強方法は、必要最低限の文法を覚えた後、毎週1題だけ問題を解き、その解き方の復習を繰り返すと言ったシンプルなものだ。この解法のレジュメを何度も復習することで、鶏鳴式の古典の解法を習得すれば、誰でも古典の問題が解けるようになる。これは実は当然のことである。なぜなら、鶏鳴の古典の解法とは、小手先の受験テクニックなどではなく、古典の文章の読み方そのものであり、大学の教授が試験で受験生に問うている能力そのものだからである。

本番では、たよりの数学が史上最悪の出来だったので、ほんとうに国語に助けられました。ありがとうございました。これからも中井先生を頭の中に飼っていようと思います(笑)。

 

A・Iさん(白百合)……上智(外国語)

鶏鳴の現国の授業でよかったこと

高1、高2の現国の授業では、評論や小説を読む「現代文」の授業だけではなく、ディベートや一分間スピーチ、新聞の読み方の授業などの授業があった。それらの授業を通して、普段聞くことのできない話を多くの友人から聞き、意見を言ったり質問したりしながら考えを深めていくという経験が多くあったことがとてもよかった。例えば一分間スピーチや経験文の授業では、各自の進路について考えていることや、学校の部活動や友人関係における経験、それもいじめや部活内での対立など、普段はあまり聞くことのない話を多く聞くことができたのは貴重な経験だった。

また、鶏鳴学園の授業は参加型であるため、ただ話を聞くだけではなくお互いに批評し意見し合った。形式的なことだけではなく、内容についても鋭い指摘が入る。例えば、自分の経験を作文で書いたとき、「どうしてあなたは○○しなかったのか、○○していればうまくいったのではないか」というような意見が出る。そのため、作文の書き方はもちろんのこと、自分の普段の対人関係などを考え直すきっかけになったりもした。

評論や小説の現代文の授業では、対や媒介や言い換えを用いて論理的に文章を読むということを学んだ。特に記述の問題では、論理的に本文に基づいて解説があるため、なぜ自分の答えが○なのか△なのか、×なのかをしっかりと理解することができた。高3では毎週担当を決め、家で考えてきた答えを発表した。答えだけではなく、なぜその答えだと考えたのかの根拠を示す必要があったため、難しい問題でも何となくで答えを選ばずに何かしらの根拠に基づいて解答するという癖がついてよかった。

 

鶏鳴の古典の授業でよかったこと

鶏鳴の古典の良かった点の一つはシンプルであること。古文のポイントは「直・直・テーマ」というシンプルな言葉で覚えるため、問題を解く最中も意識しやすかった。第二に、論理的であることも鶏鳴の古典の良かった点だ。選択肢の問題では何となく選んでしまいがちであるが、授業中に自分が選んだ答えとその根拠を発表しなければならないため、自然と根拠づけながら選択肢を吟味する癖がついた。また、古典の問題における感情はプラスかマイナスかを考える、選択肢は助詞にも注目する、漢文は対句に注意するなど、文章の内容ではなく形式で論理的に考える方法を教わることができた。加えて、古典単語も言葉の由来から説明があるため、頭に残りやすかった。

 

鶏鳴の小論文の授業でよかったこと

 まず、鶏鳴の作文の授業でよかった点は、クラスの友人の作文を読み、全員でよい点と悪い点を考えたことだ。学校の作文や小論文の授業では、例えば「主張が弱い」と言われてもどのような主張が強いのか、なぜ自分の主張が弱いのかなど分からず直すことができない。しかし、鶏鳴学園では友人の作文を読み比べることで、自分の作文の何がよくなかったのかがよく分かった。また、友人の作文のいいところを知ることができ、次の自分の作文に生かすことができた。

 また、小論文の個別指導では、自分の興味のある分野の文章を先生が提示して下さった。ただ小論文の添削をするだけではなく、その文章で取り扱われている問題についてのしっかりとした解説もあり、より理解を深めることができた。また、小論文の添削においては対や媒介を意識した論理的なもので、とても分かりやすかった。

 

R・N君(攻玉社)……慶応(理工)、東京理科(理工)、明治(理工)

鶏鳴の現国の授業では、3つの論理(対、言い換え、媒介)を基盤とした、直前・直後の文の理解、さらにテキスト全体の「立体的構成」の理解だけで設問を解くという方法を教わった。これは他の教育機関では習得できないであろう事だから鶏鳴に入るまでは当然知らなかったので、はじめは半信半疑だった。しかし、中井先生の解説では本当にこれだけで設問を解いているし、実際に自分で意識してやるとスムーズに答えに辿り着けたので、これが正しいやり方なのだと確信した。学期毎に1~2回程回ってくるレジュメの担当は負担がかなり重かったが、その中身のダメ出しを中井先生やクラスメートから直接受けることで自分の至らなかった点を確認できるいい機会だったと思う。

古文や漢文では、直訳、直前・直後、テキストのテーマの意識で設問を解くことを教わった。学校やその他の予備校等で習う文法や単語の知識を全て単純化した説明は、古典が大の苦手だった僕にとっても理解しやすいものだった。また、直前・直後やテーマの理解で難解な読解問題も鮮やかに解けてしまう。まさに目から鱗が落ちるような感覚だった。最終的に古文の苦手意識は払拭されたし、漢文に至ってはむしろ得点源の一つとすることができたと思う。

また、入試には直結しないことも経験できた。高2の二学期に、社会問題をテーマにした作文の提出が課された。僕はJR総武線新小岩駅において人身事故が多発していることを題材とした作文を提出したところ、中井先生から「JRに取材をしてみたらどうだ」という提案をいただき、そこから取材に向けて準備した。取材依頼の手紙の下書きを書いては中井先生にチェックしていただくということを半年弱続けた。結局、JRの方に出向いて直接取材することはできなかったものの、質問に手紙で回答してくださったり、資料をいただけたりと、非常にいい経験になったと思う。このような社会経験をできるのも、鶏鳴ならではのことだと思う。

僕の第一志望校は東京大学の理科一類だったが、惜しくも届かなかった。しかし後の得点開示を見たところ、国語ではほぼ合格点を取れていたので、鶏鳴でやってきたことは間違っていなかったと思うし、特に後悔はない。取材の手紙を書くことも鶏鳴にいなければやっていなかったことだったし、やって良かったと思う。先生方は厳しい時も多いが、それも生徒のためを思ってのことだから、むしろ有難かった。鶏鳴で学べることは、今後も大いに役立つだろうと思っている。

W・Kさん(東洋英和)……早稲田(国際教養)

鶏鳴で度々行った一分間スピーチでは、一つのテーマについて具体的かつ簡潔に自分の言いたいことをまとめて話すことの難しさを痛感すると共に、他のクラスメイトたちの、社会問題や関心のある職業について調査・取材したことの発表から毎回刺激を受け、「問題意識」の大切さに改めて気付かされました。作文の授業では、クラスメイトと互いの作文の良いところや改善すべきところを具体的に指摘することによって、客観的な視点から批評し、批評されることを学べました。入試対策の現国に関しては「対、言い換え、媒介」という三つの論理のみ意識すれば良く、それらを身につけるのはとても難しかったですが、シンプルで学習しやすかったです。古文漢文に関しても、基本的にテキストは「直訳、直前・直後、テーマ」のみで解答を導き出せたので、無駄に膨大な数の古典単語を暗記する必要もなく、鶏鳴のやり方を覚えてから急激に問題が解きやすくなりました。レジュメや復習用テキストも、ポイントがまとまっていてとても使いやすかったです。毎回授業後に疑問や感想を書くことで、その日自分が学習したことを記憶に残すことができました。講習では入試の過去問を解いた後にできたところ、できなかったところを具体的に書くことで、今の自分に足りないことは何なのか、何を重点的に復習して身につけるべきなのかを実感することができ良かったです。約二年間お世話になり、本当にありがとうございました。

M・Kさん(九段)……早稲田(商)、慶応(経済・商)、国際教養大

鶏鳴の授業でやっていた「三大媒介」が本番の試験に出ました! おもえば、鶏鳴に入ったばかりの頃はやり方が分からなかったが、言われた通りにレジュメをひたすら読み込むという復習をやっていたら、読めるようになっていき、読むスピードも上がっていった。鶏鳴の授業はゼミ形式で少人数だから発言がしやすく、自分の言っていることがはっきりと他者に説明できるまで中井さんに反論されるため、予習のモチベーションも上がったし、楽しかった。現国が終わると「楽しい疲れ」があって、受験勉強全体のモチベーションにもなった。さらに鶏鳴では進路選択について考える時間もあって、自分のものの見方が変わり、将来にもつながる貴重な経験ができた。

鶏鳴の古典はやることが明確で分かりやすかった。どの時期に何をすべきかが明確で、何よりも設問の解き方が「直・直・テーマ」だけなので意識しやすかった。授業の中で、思考のプロセスを自分で説明させられるので、この3つのステップをふむ意識がだんだんついていき、クラスのできる人の意見をきくと、自分もそうなりたいという気持ちが生れ、目標になった。実際の本番でもその意識がはっきりと持てて役立った。鶏鳴ではほとんど暗記することがなく、直前期に少しやったくらいで、本番でも困らなかった。

小論文については、鶏鳴に入るまで、なんとか文字数を埋めようとがんばっていたが、鶏鳴で「立体的構成」というものを習い、文字数が自然と埋まるようになり、書きやすくなった。

鶏鳴のクラスは少人数でみんなと仲良くなれた。私は浪人だったけど何も気にせず打ち解けられた。鶏鳴で成績が上がった子に、どういう復習をしているか聞き、それで自分のやり方の修正もできた。私は現役時代は駿台で授業をとっていたが、予習と復習をしろというだけでそのやり方は教えてくれず、授業もただ色分けしたり線を引くだけで正直意味がなかった。鶏鳴では「方法」がちゃんとレジュメに書いてあり、根拠がいちいち納得できる示し方をされているのですごくよかった。さらに、相談や質問がいつでもできて、私の本当の国語の問題点を先生が知ってくれていた。

Y・Hさん(都立白鴎)……明治(情報コミュニケーション)、東京女子(心理・コミュニケーション)、日本女子(人間社会)

「対・言い換え・媒介」を読み取る力をつければ、なんでも正解を導き出せるという、鶏鳴の方式に最初は不安でした。しかし夏休みを過ぎて模試などを受けるとき、成績がどんどん上がっていくのを実感して感動しました。また、レジュメを自分で作成してくる担当者の時はいつも以上に気合が入り、結局、自分の考えた答えが間違っていても、楽しい授業でした。鶏鳴の古典はほんとうに必要最低限の知識で高得点を出す方法を教えてくれました。学校では400もの古典単語を覚えさせられましたが、鶏鳴の単語はおどろくほど少なく、しかしそれでも「直・直・テーマ」の方法だけでほんとうに読めてしまうことに驚きました。鶏鳴をはじめた当初はクラスの人についていけるか不安でしたが、授業の中でのみんなの雰囲気が明るく、講義形式というものが苦手だった私にはとても楽しい授業でした。苦手だった国語をこの塾で学べてほんとうによかったです。ありがとうございました。

K・Kさん(広尾学園)……東京女子(国際英語)

いきなりですが、ある時、鶏鳴を途中でやめるつもりになっていました。周りはみな学校の方式で問題を解いている。鶏鳴の方法は本当に自分に合っているのか。高2の終わりの時、誰を信じてよいかわからなくなった。しかし、自分の今の状況を、中井先生と松永先生に相談した結果、私は鶏鳴を信じてみようと決意しました。受験期が近づくにつれ、私の国語の点数は少なからず上がっていきました。中井先生のいうところの「論理」で解いているので、極端に低い点数をとらなくなっていきました。また古典の方法も学校と違い過ぎないか!と思いましたが、松永先生のおっしゃる通り、余計な単語や知識にたよらず、「直・直・テーマ」でやっていれば絶対点数がとれるということに自分自身で気づくことができました。それからは何度も復習をして、本番では自信をもって試験会場に行けました。

鶏鳴で一番自分を変えられたのは小論の授業でした。中井先生にある日とつぜん「広島へ取材に行ってこい!」と言われ、行動力のない私はまさか冗談だろうと思っていましたが、中井先生は興味を抱いたならすぐ下調べ、即、現場へという人間だったので、結局、広島ではなかったものの、遠い遠い田舎へ取材に……。受験勉強と何ら関係ないじゃないかと思われるかも知れませんが、実はこれが受験だけじゃなく、人生のためになったことは言うまでもないことでした。

受験期の私の唯一の心の拠り所は鶏鳴でした。学校はサボっても鶏鳴だけは一回も休まずに行きました。中井先生に「バカ(笑)」としか言われなくても、傷つくどころか嬉しくなっていきました。いつか私だって死ぬまでに「ゴールデントライアングル」に出会ってやる、って思ってました。また、松永先生の独特なエピソードにも毎回笑わされました。楽しく論理的に学べる塾なんて、ここ以外どこにあるのか、いやない(反語)って感じでした。鶏鳴に行く時が一番楽しそうな顔してるね!って母に何度言われたことか。受験の神様というか、もはや私にとって鶏鳴は人生の神様かも知れませんね。

 

H・Kさん(淑徳)……慶応(環境情報)、明治(商)

中学入学後、私は国語の授業がおもしろくないという理由で国語の勉強をやめていました。また、高校三年生の時に理系を中心に勉強していたので国語の勉強方法が分かりませんでした。鶏鳴の授業は、「対・言い換え・媒介」で解けると断言していて、文章の内容ではなく「形式」重視のところが分かりやすかったです。鶏鳴では復習がすべてであると教わったので入試前日まで信じて続けました。言われた通り、過去問は一、二年分しか解きませんでしたが、合格できました。授業では発言の機会が多く、学習塾というより、ゼミナールに近かったです。そのような環境がとても心地よくて最後まで仲間と切磋琢磨しながら走り続けることができました。また、現国と同様、勉強のしかたを知らなかった古典ですが、鶏鳴では「直訳・直前直後・テーマ」であると断言していて安心できました。古典のレジュメは世界一わかりやすいと思います。とにかくシンプルで、覚えるべき個所とそうでない箇所、選択肢の判断基準などが明確に示されていて、やるべきことに迷うということがありませんでした。古典単語を覚える時間がすくなくて済み、社会科目に時間をまわせました。

私は浪人生として鶏鳴に通いましたが、年齢差など関係なく、「1分間スピーチ」で仲間の経験を聞くことが刺激になりました。中井先生の言われるように、これからが一番試される時期だと思うので、大学生活も問題意識をもって道を切り開いていきたいと思います。予備校に通わず、鶏鳴で学ぶことができて良かったです。ありがとうございました。

M・Yさん(頌栄)……学習院(経済)、法政(経営)、明治学院(法)

鶏鳴の「対・言い換え・媒介」の三つで考えるという方法がシンプルで分かりやすかった。何度も復習する事の大切さを実感した。この復習のやり方を間違えると成績がまったく伸びないのだが、私は先生に相談して修正していただいたのでそれもよかった。鶏鳴のテキストは、つねに自分の経験と照らし合わせて考えるというものであり、それもまたよかった。物事をじっくり考えるということは、自分の経験と照らし合わせて考えるという意味なのだと分かり、これまで人生でそういうことが一度もなかったのだということも分かった。

古典は古典で、一問一問に対して、じっくり考えさせられ、丁寧に解説をつけてくれるのがよかった。この解説には統一性があり、シンプルで実に分かりやすかった。また、覚えるべきことはすべてまとめられてあり、やる気がそがれるということがなかった。かつ、しつこく同じことを何度も小テストしてくれるので、自然と知識が定着するようになっていた。

松永先生には古典だけでなく、英語や日本史までも相談にのっていただき、ほんとうに助かりました。この相談は非常に具体的で、やるべき参考書はどれで、どのくらいのペースでいつまでやるかという計画を指導してもらい、毎月報告すると確認までしてもらいました。おかげさまで、日本史も英語も古典も学校でビリの方だった私が点数を上げられました。

最後に、自分がいままで「問題意識」というものを持つことなく、ぼけっと生きてきたかということを痛感させられ、もしケイメイに入っていなかったらこのまま何も考えずに生きていったのだと思うと、おそろしいです。ありがとうございました。

Y・K君(桐蔭)……上智(総合グローバル・法)

私はこれまで現国の文章をなんとなく読んできたが、「対・言い換え・媒介」を意識することで、読みやすさが格段に上がった。古典では単語など知らなくても古文の文章を読むことができること、古文の勉強にとどまらず、物語の背後にあるもの、ほんとうの古典常識のようなものまで教えてもらった。

私は鶏鳴で、いじめや同調圧力などという学校の問題について考えることができた。不十分ながらも、自分を客観視して、他者との関係を考えるきっかけができた。鶏鳴の水曜日クラスは学校のクラスよりもずっと居心地がよかった。また、父親の話を作文にした経験も特に記憶に残っている。さらに、クラスの人たちの話してくれた経験にも触れて、自分が感化されたりもした。鶏鳴には、問題演習だけでなく、自分がこれからどう生きればよいかを考える機会があって、そこが自分にとってとても大きかった。

M・Iさん(鷗友学園)……上智(文)、青学(文)、日本女子(文)

ケイメイの現国の良い点は、なんといっても論理的なところ。それさえ押さえればどんな問題にも対応できたので、他の受験生のように、むやみに過去問や問題集を解かないで、むしろ復習に十分な時間を割くことが大事だった。また、授業ではいつも個人の意見を求められるのもよかった。学校の授業では先生の意見を聞くだけで終わっていたが、鶏鳴では毎回、自分の意見を聞かれるので、予習にも熱が入ったし、授業中も様々なクラスの人たちの意見を聞きながら、自分がどう思うかと思考を巡らせることで、集中することもできた。

ケイメイの古典の良い点は、これもなんといっても「直・直・テーマ」しか要らないところ。この三つの手順をおさえると、ほんとうに何でも解ける! 私は退屈で地道なことがキライで古典単語などほとんど覚えなかったが、単語が大事なのではなく、考え方が大事なのだということから、古典だけでなく、幅広く応用できるような能力を身に着けることができた。

ケイメイでは、クラスのみんなの経験を聞けたので「この子はこんな視点をもっているんだ」と知り、もっと話してみたくなり、それで友達になることもできた。互いに刺激したり刺激を受けたり、学校とは違うのに、むしろこっちの方がほんとうの学校っぽくて楽しかった。とにかく他のところでは学べないことばかり教わり、授業が楽しみでした。ありがとうございました!

R・U君(星稜)……早稲田(商)、明治(商)

これまで現国といえば、内容が理解できなければ終わりだと思っていました。だからと言って、本を読むことも好きではなかったので、知識を広げようともしませんでした。しかし、鶏鳴の授業で中井先生が、各段落の最初の一文で文章全体の「立体的構成」が分かると解説してくれた時には、自分の中で衝撃が走りました。「立体的構成」が分かると、答えをもってくる箇所も自動的に決定するのです。こんな方法は初めてで言葉が出ないほどの驚きと同時に、これを自分のものにすれば、誰よりもはっきりとした根拠をもって解答できるのだという希望を感じた瞬間でした。

古典について。「直訳」「直前&直後」「テーマ&主人公」「対句」。みなさん、これらは鶏鳴に通っている人は全員がマスターする解法です。ほんとうに冗談でなく、この方法でどこの大学の問題でも解けてしまうのです。おまけに鶏鳴に通っていると、覚えなければいけない単語が格段に少なくて済みます。私はこれらのおかげで古文漢文に対して苦手意識がなくなるどころかむしろ得意科目にまでなりました。

私は高3の4月まで引っ込み思案で他人となじむことができるかどうかとても不安だったのですが、鶏鳴のクラスは全体が仲が良く、きもちの良い人ばかりだったので、すぐになれることができました。ゼミ形式であるため先生との距離も近く、質問があればすぐに聞くことができました。鶏鳴に通ってよかったことは、毎回必ず発言を求められることです。初めのうちはかなり苦痛でしたが、回数を重ねるごとに、まず人前で話すこと自体に慣れてきます。これによって自分のいいたいことを言えるようになり、またそれによって自分の足りないところが明確になっていくのです。

鶏鳴に出会っていなかったらと思うと、背筋がさむくなるほどです。本当にご指導ありがとうございました。