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鶏鳴学園(けいめい学園)

〒113-0034
東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
TEL:03-3818-7405
  (留守電対応の場合あり)
FAX:03-3818-7958

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合格者の声

卒業生の声を紹介

2020年 合格者の声

R・Hさん(小石川)……慶応(法・文・商)、早稲田(教育・商)など

1.鶏鳴の現国の授業で良かったこと
私は高校2年生のときから鶏鳴学園に通い始めました。現国を「対、言い換え、媒介」の3つの論理で説明してくれました。同じ3つの論理が大事だと言っている他の現国の先生にも習ったことがありますが、鶏鳴学園は文章の頭から一緒に読みながら先生がこの3つで説明してくれました。鶏鳴学園ほど丁寧に説明してくれるところは無かったため、ここに通うことにしました。
高校3年生の時の授業は生徒の中で毎週担当が決められて、担当はその問題の立体的形式や解き方をみんなの前で説明できるようにしてきました。中井先生の質問に答えられるよう準備するのは、かなり時間がかかりました。しかしじっくり考えた分、授業で答えを聞いたときの理解度も高まりました。また担当じゃない時でも、毎週自分の考え方を説明できるように準備しました。中井先生は長い意見もきちんと聞いてくれました。そのため少しでも周りと違えば、手を挙げて自分の意見を説明してみようと思うようになりました。現国の時間は、論理的に考える力だけでなく、みんなの前で意見を言う力を養うことができたと思っています。
2.鶏鳴の古典の授業で良かったこと
古文は問題のねらいが「直、直、テーマ」のどれかなのかを意識するようにしながら解きました。学校では古文の助動詞の一覧表や、単語を覚えさせられましたが、どうしても覚えられませんでした。しかし鶏鳴では、問題の復習をしている内に、文脈の中で重要な古文単語は覚えられるようになりました。よく出る助動詞の問題も、レジュメの復習だけで解けるようになりました。レジュメは本当にわかりやすいです。受験中もずっと復習をしていました。漢文もレジュメを復習するだけでした。それだけで解けるようになります。
3.鶏鳴の小論文の授業で良かったこと
問題意識を持つことができたことです。それ以前はいつも他人事の文章しか書いてないと先生に言われていました。しかし問題意識を持って以降、「自分はどうか」が書けるようになりました。私は高校3年生の夏休みに「孤独死」をテーマに、取材に行きました。中井先生に相談しながら、取材を進めていけば小論文で使えるような経験を作ることができました。慶應大学の法学部では「自己変革の努力」と文章にあったため、鶏鳴学園でやった取材の経験を書き、問題意識を持ち行動することの重要性を書きました。

 

H・S君(城北)……早稲田(政経・商・社会)など

国語をさぼりすぎて、どうしようもなくなって高2の三学期から鶏鳴に入塾しました。説明会で国語はセンスではなく、一貫した方法で解けると聞いたとき、現国に行き詰っていた僕はこれぞ求めていたものだ!と思いました。実際に中井先生は授業では「対・言い換え・媒介」という方法で入試問題を解説します。これでよむと難しい内容の文章も読めてしまうので驚きました。毎回授業後にもらう復習用のレジュメと書き込みプリントは美しすぎて感動していました。鶏鳴で身につく「対」や「立体的構成」を考える論理力は鶏鳴でしか得られないものだと思います。国語の勉強はこのレジュメの復習しかやりませんでした。それでも本番の社学の国語は一問しか間違えなかったです。また、中井先生が選ぶ問題は必ず勉強になるテーマのもので、特に鶏鳴で学習する前近代と近代の対や三大媒介は本番でも出ました。また毎回授業で先生のテーマにまつわる話が面白くて毎回楽しみにしていました。中井先生は確かに声が大きくて毒舌だが、皮肉がセンスたっぷりだし、毒舌にも愛があります。毎週爆笑していました。
一方、古典では、最初に「古文は単語を600とか300個も覚える必要はない、100個で十分」と最高にクールに松永先生に言われたとき、古文で苦しんでいた僕は救世主来たと思いました(笑)。松永先生も中井先生と同じく「直訳」「直前直後」「テーマ」という一貫した方法で教えてくれます。毎週授業で本当にこの方法だけを使って、入試問題を解説してくれます。最初は簡単じゃんと思いましたが、これを意識することが最初は難しかったです。でも、鶏鳴は今までただがむしゃらに単語覚えて文章を全訳しないとできないような方法の100倍よかったです。受験直前までとにかくいままでやったレジュメを回しまくりました。単語もレジュメに出たものだけ覚えました。試験の当日の会場には鶏鳴でやった現国と古典の過去問のレジュメをもって読んでお守りにしてました。また、先生の波乱万丈の受験エピソードも毎回楽しみにしていました。鶏鳴は先生が個性的で面白いです。
鶏鳴のクラスメートはほんとに仲良くできて、みんなで帰り道中井先生と松永先生のその日のハイライトで盛り上がってました(笑)。特に直前の病んでた時期はとても楽しみにしていました。ありがとうございました。

 

 

 

Y・Sさん(豊島岡)……上智(総合グローバル)

現国について:
高2で入塾した時は授業や試験で読むほとんどの評論が全く理解出来ず、学校の現代文の成績が偏差値28だった私は、鶏鳴の授業で徹底された、対、言い換え、媒介の三つに注目して立体的構成を捉える読み方のおかげで、文章を読解出来るようになっただけでなく、学校の試験や模試の成績も大きく伸びました。対、言い換え、媒介の接続詞を抑えて形式的に、論理的に文章を読むことで、語彙力がないという私の弱点は問題ではなくなりました。他の生徒と違って”今までの自分の現代文の読み方”がなく、鶏鳴で教わる読み方を素直にまねていたので文章を読む力を上げられたと思います。最低限の宿題と授業に参加するということだけでも私の国語力は飛躍的に伸びました。

中井先生は未熟な高校生の私たちに分かりやすく物事を伝えるために、間違っていることは「ぺけ!!」「カス!」「クズ野郎」などと乱暴で分かりやすい言葉で表現します(笑)。また、何が正しいのか判断する程の十分な力がない私たちに鶏鳴の教育が正しいと思わせるために、”自分はすごいんだ”とナルシストキャラで言い聞かせます。先生の勢いに圧倒されてしまう生徒もいましたが、こんなに真正面から強く生徒を批判し、指摘してくれる先生は少ないと思います。

学校や大手予備校と違って少人数で議論の時間もある鶏鳴の現代文の授業は、宿題をやらざるを得ない、発言をして授業に参加せざるを得ない環境を作っていました。課題の文章の立体的構成を考えて発表するという宿題の担当システムでは、クラスのみんなの前で全く見当違いの回答をして先生に「バカ!!」と言われていたら、自分の何がいけなかったのか毎回一生懸命考えるようになりました。生徒と先生、また生徒と生徒の関係が近く、周りの生徒がどれくらい出来ているかがよく見えて、いい刺激になったと思います。

古典について:
とにかく古文単語や文法事項を暗記しろという学校の古典とは違い、必要最低限の単語や文法の知識のみを習得し、古典常識や対を意識して解くという鶏鳴のやり方はとてもシンプルで分かりやすかったです。私は古典に対して強い苦手意識があったので文法の知識は一切覚えたり理解しようとしなかったけれど、先生の解説を授業中に聞いていたら自然と古典常識や対や作問者の意図に注目して古典の問題を解くようになっていました。

他の塾や学校と違い、鶏鳴では先生の解説がまとめられたレジュメが配られるので、先生の話や授業により集中出来ました。古文の文法や古文単語の解説の書き込み、古典常識や作品の背景、各問題の解き方がとても分かりやすくレジュメにまとめられていて、鶏鳴のテキストの復習を繰り返すことが、自分の古文のレベルを直接的に上げる方法になっていました。また、入試問題を研究した先生が頻出の古文単語や文法知識だけをまとめたノリナガやホクトは、どの参考書や学校の教材より分かりやすく、ためになりました。

小論について1 AO(帰国子女入試)対策:
私が留年すれすれの低すぎる学校の成績で上智大学に合格出来たのは、他のどの大手AO予備校でもなく、問題意識を徹底的に調べて考える鶏鳴の個人指導を受けたからです。鶏鳴の個人指導を受けるまでは、いろんなAO対策塾が学校の成績と英語などの資格が一番重要だと言っているのを聞いてきました。しかし松永先生に一番大事なのは資格や成績ではなく、何を大学で学びたいか(問題意識)だと言われ、学校の成績が悪すぎて流石に受からないのではないかと不安に思いながらも、鶏鳴の指導にそって自分の問題意識を着実に深めていきました。今までの経験から自分が受ける学部で学ぶことに関連した問題意識を作り、沢山調べて考えて、先生の社会問題などの解説を受け、入試に挑みました。また、志望理由書、小論、面接など全て個人指導で、入試前は何度も書き直しの添削や質問のやり取りをしました。他のAO対策の塾と比べられないくらい安いなとも思いました。鶏鳴で帰国子女入試対策をしたことで、私が東京の次に長く住んでいた中国について深く考え、より強い興味、問題意識を持つようになりました。私の問題意識である中国の格差問題を通じて、他の様々な国際的な社会問題についても学びました。また、志望理由書や小論で使う経験文を書けるようにする為に、何度も何度も自分の経験を文章にして書き直しもしたので、文章を論理的に書く力がとてもつきました。

小論について2 慶応法学部・文学部小論: 
現代文の授業で国立大学の過去問を解いて立体的構成に徹底する読解をしていたのと、AOの小論対策で論理的に文章を書く練習をしていたおかげで、抵抗なく小論に取り組めました。鶏鳴の慶応法学部・文学部に小論対策では意見文の根拠の具体例として社会的事象ではなく、自分の経験を使うというやり方だったので、自分の今までの経験を考え直して大きく成長出来たと思います。私は当初自分が頑張った経験に自信があったのに、経験文の書き直しを何度も中井先生に提出する度に「お前はクズだ」「バカヤロウ」と怒鳴られていたので、自分の文章や考え方の何がそんなにおかしいのか、どうするべきだったのかを沢山考えて、反省をして、それでも先生に間違っていると言われるかもしれないと何度も考え直しました。大学に合格することだけを考えれば他の多くの受験生のように社会的事例を根拠に用いることも問題ないし早いと思いましたが、中井先生の経験文を重視した個人指導や小論の授業を通して、物事の本質を見抜く力、反省の仕方、経験の重要さなど、現代文や小論などの科目を超えた事を学びました。

その他:
鶏鳴学園は私が今まで通ってきた沢山の塾の中で一番多くを学び、考え方が変わった、成長出来た塾です。鶏鳴で教わった、自立すること、経験が大事だということ、問題意識を持つこと、はそれまで誰にも教わらなかったし意識してこなかったことでした。毎日遊ぶことしか能がなかった高2までの私を思うと、大学受験をして、鶏鳴に通えて本当に本当に良かったです。鶏鳴で学んでなかったら今までの私の間違った考え方や姿勢のまま大人になってたかと思うと、特に帰国入試対策と慶応法学部の小論対策で得たものは大きかったです。上智合格の報告の時には、やりたい事より学歴や収入に縛られた人生を送るコース(世の中の9割の方)を選ぶと言いました。でも今は大学卒業後に就職することはあまり考えていません。私は将来、夢中になれる事を見つけて、海外で起業して、資産家になって、やりたいこと全部経験して、大事な仲間と家族を持ちたいと思っています。悩んだり、考えたりする時は鶏鳴の社会人ゼミに行くかもしれません。今まで沢山お世話になりました。本当にありがとうございました。 

A・Nさん(香蘭)……慶応(経・商・SFC)、明治(商・経営)など

鶏鳴の学期のはじめにある「1分間スピーチ」では周りの人から沢山刺激をもらいました。具体的に進路を決めてその道の専門家に会いに行く人もいて、「問題意識」の大切さを知り、自分もテーマ作りのためにニュースやネット記事を読むことを始めました。一番思い出に残っているのは自分の父の仕事の「聞き書き」をしたことです。父に二時間ほど仕事の話を聞いてまとめ、それをクラスで発表しました。この機会を通じて実際の「現場」を知ることの大切さ、学校の勉強が仕事と直結するわけではないこと、長い目で職や生き方を考える父を初めて知り(それまでは転職する父のことを嫌だと思っていたが)、主体的に生きることが大事なんだと考えさせられました。また、人前で話すことが大の苦手でしたが、鶏鳴で慣れて自信をもって話せるようになりました。
私は現国が不得意で、まわりと比べて思うように点数がとれずに悩むことも多かったですが、それでも「復習」を続けているうちに、記述の問題で高得点をもらえたり、「根拠」を明確にして正解にたどり着いたときには苦手意識が消えていきました。
松永先生の古典は学校やどんな塾の先生よりわかりやすいです。決して「暗記」じゃなくて、論理的に解く方法を身に着けられました。学校式の内容暗記、単語暗記はつらいだけだし、実際の入試でも問われていないのだなと気づきました。また、受験本番直前も、レジュメを見たり音読したり、ふだん続けてきた復習を繰り返しただけで、落ち着いて取り組めました。
小論については、私は慶応の経済・商・SFCの講座をとり、おかげさまで全部合格できました。「行政」「企業」「市民」、「経済」「政治」「文化」といった三つのセットで考えることを学びました。実際ニュースを見ていると、その三角形にあたはまることばかりだなと思いました。社会問題に目を向けるきっかけとなり、授業も少人数で楽しかったです。
私は高2の秋から約一年間お世話になりました。はじめは心配性だった私がだんだんと自分を信頼するようになれました。私の学校は受験する人も少なく秋ごろは心細くなりましたが、鶏鳴の仲間と会うと落ち着いたし、モチベーションも上がりました。これからも「問題意識」をもって行動したいです。

Y・U君(小石川)……順天堂(医)

現国の授業で良かったところ:
高校一年生の頃は、なぜ1分間スピーチをこれほどの頻度でやらせるのか、そして正直これをやる意味はあるのだろうか、と思う自分がいました。しかし、今思うとこの時間は僕にとって面接に非常に役に立ちました。まず主張、結論を述べてから自分の話す内容を簡潔に述べる力は面接でとても重要でしたし、これから生きていく上でも大切な力になると思います。僕が高校1年生に伝えたいのは、自分の言いたいことを簡潔に伝えられるように指導してくれる場は少ない、ということです。こうした機会はぜひ無駄にしないで欲しいと思います。
また、高校一年生の頃は自分が精神的に乱れている時期でもありました。鶏鳴では、自己を振り返る時間を設けてくれたために、自分が今心の中で何を考えているのか、どうしたら一歩でも人間として成長していけるのか、ということを改めて考えられました。これもまた、鶏鳴ならではの良い部分です。普段、恐らく余程のことがない限り自分で自分のことを問い直す機会はまずありません。自己を客観視しなければ見えてこない自分の悪いところと向き合えます。だから、これから高校一年生になる生徒には真面目に作文を書いて、自分のことを見つめ直して欲しいな、と思います。もちろんこうした生活の面だけでなく、ペーパーテストの点についても急激に上がりました。僕は個人的にペーパーテストの点をあげたいのであれば、夏期、冬期講習をお勧めしたいです(僕は5日間通った後の模試で、現代文の偏差値が20上がりました)。鶏鳴では内容ではなく形式で読むという、学校では思いつきもしないやり方で読解します。そのやり方に慣れるまで時間はかかるものの、それをものにしてしまえばこれに敵うものはないと思います。
高校ニ年生では自分の夢、将来を考える機会がありました。これについては本当に感謝していて僕はこの期間に自分の今の僻地医療をしたいという考えが固まりました。中井先生はいつも、現地に取材にいけーーー、と言っていましたがその意味は僕も実際に島へ行ってインタビューに行ってわかりました。ネットで調べたりしたところで、自分の興味のあることを深く理解しようにも限界があります。そんなことで全てが分かってたまるかと思います。誰だって、あんま気が進まないなーとか思う気持ちもわかりますが、本気で将来について考えるなら行けよ、と思います。そんな自分に興味があることが急に天から降ってくるとでも思っているのだとしたら大間違いです、自分から探しにいかなかったらいつまでたっても何もやってきません。本当です。周りにそんな形でやりたいこと見つかった人見たことありません。だから現地へのインタビューはぜひ行ってください。違うなって思ったら帰ればいいんです。はっきり言ってそんなことをできる時間は高校二年生までです。だから、少しでも興味があることがあったら現地へ行ってください。また、鶏鳴の先生方にも相談に乗ってもらってください。これが高校二年生で僕にとって本当に大きかったことです。
高校三年生では本格的に受験に向けての対策が始まりました。もし、自分のことを既に振りかえられていて、夢が決まってる人で現国の成績を伸ばしたい人は高校三年生から通うのでいいと思います。ここでは文章を読む上で特に重要な三大媒介や、逆説、そしてあとは基礎現国の知識を生かして文を読む機会が多く与えられ、成績をグンと伸ばせます。僕は医学部の勉強を優先しがちで直前期まで復習に時間を費やせませんでしたが、文系の人であれば2日に一回復習絶対絶やさないでください、そうすれば成績はあがりようしかありません。僕自身も3日程度、直前期復習しただけで大体は元の力に戻りました。

古典の授業で良かったところ:
古典については、取り扱うテキストがとてもいいです。はっきり言ってこれ以上コンパクトに要点がおさえられたものはないです。そして松永先生の指導もとても素晴らしいです、他の先生たちとは違う観点で古典に向き合えます。一つ言うなら、気をつけて欲しいのは、直訳、直前直後、テーマ、この3つを全て踏まえた上で解答することだけは意識し続けてください。どれかに偏ってはいけません、それでは誤ります。これは慣れだと思うのでみなさんの復習次第です。あとは松永先生の指導をしっかり真面目に受けてください。四角で囲って、とか言われた時ちゃんと囲ってください。僕はそれをしなかったせいで気づけなかったポイントがありますし。考えた上で指導してくださっているのだから、言われたことはそのままやってください。そうしたら、必ず伸びます。

小論文、個別指導で良かったところ:
個別指導、小論文の指導ははっきり言って鶏鳴は最高です。先生たちの知識量がとても多く、どの分野であっても問題なく対応してもらえます。僕自身、医学部に向けての小論文、面接試験の対策を鶏鳴でしてもらい、土台ができたことで自分でさらなる高みへ持っていくことができました。特に自治医科大学の小論文対策、そして地域医療とは何かということを考えたことについては本当に長期にわたりお世話になりました。鶏鳴では自分の中に確固たる考え方を身につけさせてくれます。それも極めて論理的です。僕の小論文対策ははっきり言ってかなり特殊な部類ではあったと思いますが、それでも時間を個別に作ってくれ、文中での表現の細かい指摘をしてくれ、そして知識を身につけさせてくれたことを考えると慶應や早稲田などの小論文もとても素晴らしい対応をしてくれていたのではないかと思います。僕自身は順天堂大学の小論文で、800字の小論文を書かなければいけないことを前日に知ったのですが、自治の対策があったこともありとてもよい形で収めることができました。ありがとうございました。

本当に長い間お世話になりました。これから医師国家試験にむけての勉強も頑張りつつ、僻地医療についての問題意識も絶やさぬように、色々教授とも話したいと思っています。問題意識を深めていく上で、たまに相談に乗ってもらうこともあるかもしれませんがそのときはよろしくお願いします。それでは御元気で。

 

H・K君(日比谷)……東大(理Ⅱ)

鶏鳴に入るまでは、国語が大嫌いで、学校での模試や成績も、下から10番目ぐらいが普通でした。鶏鳴に入るときも、母に勧められて渋々説明会に行きました。しかし、浪人中には東大模試で、成績優秀者に選ばれるまでになりました。
現国では、初めのうちは中井先生の仰っていることに全くついて行けず、厳しく指摘されてもその真意が分からず唖然としていましたが、家で苦労しながら何度も何度も復習することで、「対、媒介、言い換え」と「立体的構成」を基盤に、徐々に読解力がついていったと思います。テキストを内容の点から読もうとすることは、読んでないのと等しいことだと思います。鶏鳴に入る前の私は、自分の知っている知識とテキストの内容を結びつけて、知っていれば、自分の知識に頼ってテキストの趣旨と全く違う方向に理解を進め、知っていなければ、全くのお手上げという状態でした。しかし、鶏鳴で、内容に頼らず、形式に基づいた読解を少しでも理解しようと努力したことが、現国の苦手克服につながったと思います。
古漢では、現役の時の直前期に基礎が固まっていなかった私に対して、松永先生は、語学力をつける為に基礎古文と基礎漢文のテキストを完璧にするのがいいと助言を下さって、浪人してからも音読を繰り返しました。また、古文のノリナガと漢文のホクトは要点がコンパクトに詰まった最強の参考書だと思います。予備校のように古文単語や句形を沢山覚えるよりもはるかに効率的でした。
さらに現国、古漢ともに、問題意識の大切さを授業を通して痛感し、日常生活でも問題意識を持つよう心がけるようになりました。もちろん勉強は自分の気持ち次第で成績が大きく変わってきますので、受験で大切なことは、自分に負けないこと、自分に厳しくあることですが、勉強の質については、使う教材や受ける教育に大きく影響を受けるものだと思います。勉強の量は気持ちでカバーできても、勉強の質は自分個人で改善することは難しい。その中でも特に国語という教科は、その部分が非常に困難な教科だと思います。鶏鳴では素晴らしい教育と教材に出会えました。そして、受験勉強だけでなく、日々の暮らしの中での考え方が、かなり論理的になったことを実感しています。
中井先生、松永先生、本当にありがとうございました。

 

K・N君(芝)……東京農工大、東京理科

以前から国語が大の苦手であり、感覚が冴えている人ができる教科であると捉えていたので国語専門塾に惹かれました。鶏鳴の現代文の授業の良いところは、単に国語の読解力だけではなく経験作文を書くことや自分の言いたいことを簡潔に発言する能力などを身につけられたことです。発言が長いと中井先生に指摘されたり、特に注意されたのは「前置き」です。前置きをすると特に強く指摘され、今ではほとんどしなくなりました。

鶏鳴の古典の授業の良いところは古文漢文の楽しさを教えてくれるところです。鶏鳴に入る前は機械的に学校の授業を受け文法を暗記しており、テキストの内容も退屈なものばかりでしたが、鶏鳴で扱うテキストは本当に面白く、非常によく練られているので復習もしやすかったです。また松永先生の専門である「言葉」について「助詞は日本語の魂である」ことなども知ることができました。鶏鳴では東京工業大学のAO入試作文も見てもらいましたが、丁寧な指導で僕のつたない作文の添削を細かくやってくださいました。鶏鳴の最も良いところは授業スタイルだと僕は思います。少人数制でゼミ形式の授業は他の塾では滅多にないため、自然と生徒同士が仲良くなっていき鶏鳴に通うことが次第に楽しくなっていく、ことが大きな魅力です。

R・F君(都立三鷹)……早稲田(国際教養・文)

鶏鳴学園では現実に闘い生き抜いて行く力の延長線上に、受験勉強、ひいては学問というものを見ているため、志望校に合格することは当然として、その先の学びにつながる姿勢やスキルを多く学べたと思います。講義に関しては、すべての授業に於いてとてもシンプルで洗練された最小限のルールから全ての解答や考え方が導出されるため、ただ知識を詰め込んで暗記するという質の低い学習からは一線を画した本当の意味での論理的・有機的な学力が身につきます。ありがとうございました。

R・Oさん(江戸川女子)……神田外語大

鶏鳴の現国の授業は、ただ文章の読み方や問題の解き方を教えるだけでなく、その文章を通して今の世の中の現状や 受験生である私達自身について等についても考えさせるものでした。ただのテキストのレベル(何点取れたか、どこで間違えたか等)で終わりにするのではなく、 そこから発展的にこの文章はなんのことについて言っているのか、また、この文章を入試で出す大学は 受験生にどういうメッセージを送っているのか、というところまでしっかりとやります。そして最後は一番大切な、問題意識を作ります。
授業で扱われるテキストは、現国担当の中井先生が厳選したものです。そしてそれら全ては17-19歳の年頃の私たちにとって良くも悪くも衝撃的です。これはその一例です。東大からの問題で その文章の中に「自分が何者なのか、を決めるのは他人には無い”唯一”ということでは無く、どんな”決断”をするのかである」ということが書かれていました。私はこの文章に出会ってとても気が楽になったのです。小学校で10歳になった時の2分の1成人式から大学の推薦入試の自己PR文を考えているまでずっと、私だけの強み、他の子には無い私だけの…と探していました。学校の先生からは「貴方だけの[個性]を大切に」と言われてきたし、そのことで私自身も [個性]とは他人には無い自分だけが持っているモノ、と考えて続けていたからです。しかし私に世界で一番のものなど無く、考える度に焦りました。[個性]が無いとどうしたらいいのか分からなくなります。私がわたしである必要性が無くなってしまうことだからです。自分はなんで生きているのか不思議でした。別に病んでるとかではなく(笑) 、ただ冷静に疑問でした。このテキストを通じて私にとっての[個性]は決断に変わりました。大きなことでした。そして生徒は日本の教育に対し、問題意識が生まれます。すると自分で本を読んだり、ニュースもいつもよりちょっと注意して聞いたりするようになります。ここまでが、鶏鳴の現国の授業の凄さだと思います。鶏鳴では、しばしば学校の先生が言っていることや常識がひっくり返ります。新しい世界を見ることができます。私は毎時間それが楽しくて仕方なかったです。また、授業はテキストに沿って行われますから、実際の入試問題を通して、大学の先生はこの世界を既に知っていたんだ、この大学で勉強したい。という風に思うようにもなります。中井先生は声が大きくて頭が良くて鋭くてちょっと怖いけど、生徒のことを本当にしっかり考えてくれるおじいちゃんです(笑) 。1年授業を受けるとわかります。信頼できる大人が出来ました。ありがとうございました。

鶏鳴の古典の授業を受けると、学校の授業って一体なんだったんだろう…と思います。本当に(笑)。 私は高校一年生から古文漢文が本当に嫌いでした。どうやって勉強したら良いのかもよくわからないし、まるで外国語で、勉強するのがつまらなかったからです。でも、鶏鳴の授業を受けて古典に対する苦手意識が無くなりました。直訳、直前・直後、テーマの意識で設問を解くことを教わり、良質なテキストを何度も何度も繰り返すことで1日30分だけで不思議なくらい読めるようになりました。足を引っ張ると頭を抱えていた古典がいつのまにか私の得意科目となり、センター試験では満点をとることができました。松永先生の古典の授業で面白いのは、ただ昔のことを学ぶのでは無く、現在の私達にも繋がっていることを教えてもらえる点です。色やジョークに対する日本人の感性が昔も今も変わらないと知ると、急に親近感が湧いてきて、これもまた、古典に対するハードルを下げることになりました。そして個人的には毎回の松永先生の本の紹介がとても好きな時間でした。(現国で魂が抜けた後、松永先生のユニークなトークでクスクス笑うと生き返れました。) 毎回様々な分野について優れた本を紹介してくださいましたが、普段の生活ではあまり見ようとしない、気にかけないような分野についても特集してくださるのがとてもありがたかったです。私は本を全くと言っていいほど読まない人間でしたが、先生のおかげで本を読むようになり、もっと多くの本を読んでみたいとも思うようになりました。世界にはこんな仕事があるんだ。こんな素晴らしい人がいるんだ。過酷な環境で必死に努力している人がいるんだと、作者の経験を直接教えてもらえる、強い力を持った物なのだと気づかされました。まっちゃん先生、ありがとうございました。

大学のAO対策のために松永先生に小論文も教わりました。社会を作り上げる 根底にある物を教わった時は鳥肌でした。今まで誰も教えてくれなかったことをどんどん知れました。テキストを通じて様々な社会問題について勉強すること自体も興味深く、楽しかったです。また、何よりも良かったのは、自分が本当に勉強したいことが分かった点です。ずっと漠然と英語を勉強したいから国際関係……などと考えていましたが、一対一で、経験をもとに 本当は何に興味があるのかを引き出してくださることによって、自分はなんと政治が勉強したいんだと気づきました。結果は残念でしたが、合格不合格以上に大切なことを沢山学べた期間になりました。ありがとうございました。

鶏鳴のクラスについて。部活や習い事も無い中で、学校以外のコミュニティがあるのは本当に助けになりました。クラスでどんどん推薦が決まっていく時期も、鶏鳴にきて、いつものメンバーを見ると頑張ろうと思えました。鶏鳴に行くと、よく学校の人とは話が合わないことが出てきます。中井先生や松永先生のような人に出会っている高校生は少ないからです。しかし鶏鳴生は同じところにいる上、1分間スピーチやレジュメ等で深く関わることが多いいため、踏み込んだ話もできる仲になります。帰りの電車でその日の授業で学んだことについて考えを言い合ったり、どうしたらいいんだろうと一緒に考える時間は発見も多く、受験勉強のリフレッシュにもなり、楽しかったです。高校生という変化の多い時期に鶏鳴学園に通えてよかったと、心から思います。大切にします。ありがとうございました。

 

N・Kさん(横浜雙葉)……上智(総合グローバル)

鶏鳴の授業は、自分の経験作文を書いて発表したこと、また人の経験作文を読んで人の経験を聞くことができた事が良かったです。自分は5年間部活の部長で、頑張ったと思っていたことも書き起すことで思ったよりも自分はあんまり行動をしていなくて切実な経験と言えるものではなかったことに気づく事ができました。また長期休みのあとの1分間スピーチやレジュメでの自分の経験を出すところで自分の経験を語る練習をした事で面接や小論文でスラスラ話すことができました。一方、古典の授業では、古文単語の単語帳を覚えないと言うだけで気持ちが軽く、古文の勉強に取り組みやすくなりました。また音読して直訳してレジュメを読むだけというシンプルかつ形式的な復習方法を教えて頂けたおかげであまり勉強に時間を取られることなく集中力があまり続かない私には最適でした。漢文ではたまに自分で漢文を書いてみることで漢文のSVOという形式が覚えやすくなりました。
私の場合、松永先生の個人指導のおかげで大学に合格することができました。自分のテーマが曖昧だった時に相談した際、その場で調べてくだっさって新しいことを教えてくだっさたり、毎回お話するたびに次に自分が何をするべきかを示してくださいました。日本語訳がない本を読むために分厚い洋書を読まなければならなかった時は辛いと感じましたが、期限を決めて受験勉強の間に読むことで英語の勉強にもなったし、自分がこれから4年間大学でこのテーマについて勉強していけるだけの意思があるのかを再確認できました。個人指導はマンツーマンの良さを活かしてわたしのペースに合わせた指導で、どれも的確で分かりやすかったです。
鶏鳴の教室はコの字型になっているためみんなとコミュニケーションがとりやすく、他塾に比べてクラスの友達との距離が近く仲良くなりやすかったです。鶏鳴の友達はわたしのテーマなどを知っていたり、学校特有の周りを蹴落とそうとする雰囲気がないため、学校の友達に話せない受験の話がしやすかったです。推薦で早く決まり、学校でいずらい雰囲気になった時も鶏鳴の友達とはいつも通りに話せました。特に2年間一緒に勉強してきた人たちは大切な友達になりました。2年間ありがとうございました。

T・N君(芝)……聖マリアンナ医科大、埼玉医科大

1.鶏鳴の現国では、論理トレーニングをひたすらやり、「対」と「言い換え」と「媒介」を意識して読むということをやりました。そのため問題文の長い医学部入試において非常に役に立ちました。また小論文などで苦労をすることが少なくなりました。また自分のことについての話す1分間スピーチでは自分のことをよく知り、また相手の話を聞いてより自分を客観的に見つめ直すことができました。中井先生はいつも問題意識を持ちなさいとおっしゃってくださり、自分の興味がある分野において調べたり、話を聞いたりする機会を作るようになったために、受験勉強をする上での原動力となりました。
2.古典の授業は眼から鱗でした。古典をあれだけ論理的に教えてくださり、理系の僕でも楽しく勉強することができたのは松永先生の素晴らしい授業のおかげでした。非常に少ない暗記量で問題が解けるという解説を聞くたびに面白くて、毎回の授業が本当に楽しみでした。
3.僕は浪人生として鶏鳴に一年通わせていただいて、周りはみんな現役生ばかりでしたがとても優しく、そして明るい良い仲間に恵まれました。自分とは違う考え方を持った沢山の仲間の話を聞くのはとても面白く興味深かったです。また、中井さん、松永さんはいつでも面白く、そして自分が知らないことを沢山教えてくださる人で、本当に尊敬できる先生方に恵まれたことにも本当に感謝してもしきれません。1年間という短い期間でしたが、お世話になりました。ありがとうございました。これからも鶏鳴で学んだことを自分の中にしっかりと持ち、役に立てていきたいと思います。

 

Y・O君(九段)……慶応(経)、上智(経)など

鶏鳴の現国の授業で良かったこと
私が初めて鶏鳴に出会ったのは高3の春でした。論文対策の塾として鶏鳴学園を勧められ、お試し程度で受講した「基礎現国」での衝撃は今でも忘れられません。それまでは現国というものはなんとなく解いて、日本人だからなんとなく正解する科目だと考えていました。なので、中井先生が国語は「対」「言い換え」「媒介」の3つの論理であると明言されたときは、にわかに信じられなかったです。しかし、指導通りに解いてみると先生のおっしゃっている通りで、少なくとも3つの論理に関わるところしか設問で問われていませんでした。また、すらすら解けるだけでなく、パズルピースを埋めていくような感覚で初めて国語を楽しく解くことができました。国語という教科を楽しめるということを知れたことが何よりの衝撃でした。もちろん塾が用意した問題だから3つの論理を使って解けるのではなく、入試問題にも応用できました。実際入試本番では国語の試験を受けることが憂鬱になるどころか、どのような問題が出題されるのかわくわくしましたし、満点近い点数だという感触を得たときは嬉しかったと共に、その後の入試の自信にもなりなした。ここまで成長できたのは、指導者としての中井先生が素晴らしいのはもちろんですが、一つの大問に対して生徒が一週間じっくり考え、翌週の授業で他の生徒とそれぞれの設問について話し合うという、鶏鳴ならではの授業形式のおかげではないかと思います。授業をただ聞くだけでなく、発言することも求められるので、一つの問題をただ解くときに比べて問題に対する理解度が深まります。また授業ごとに問題が違うとはいえど、基本的には3つの論理を授業で確認していくという形式なので、選りすぐりの問題をひたすら復習していくだけで国語の力が伸びていきます。実際高3の春まで国語の勉強をして来なかった私が合格レベルまで力をつけられました。これもすべて中井先生のおかげです。ありがとうございました。

鶏鳴の古典の授業で良かったこと
私は中学2年の夏から高1の夏まで留学していたこともあり、古典の基礎知識が全く無いと言っても過言ではありませんでした。それどころかあまりにも古典が分からなすぎて何をしたら良いのかすらも分かっていませんでした。そんなときに助けてくれたのが鶏鳴学園です。鶏鳴では学校の授業のようにただ古文単語を覚えさせたり、文法を暗記させる半ば放任的な授業ではなく、現国と同様に論理で古典を解いていく方法を教えてくれました。鶏鳴の方式だと論理を軸に解いていくので最低限の暗記をするだけで合格レベルまで力をつけられるうえに、実際難関校が設問で聞いてくるのはほとんどが論理でした。たとえ本文の言っていることが全く分からなくても論理を軸に解いていくので、正解することができます。なぜ古典と現国を併せて国語と言うのかずっと不思議でしたが、現国が知識でなく論理を聞いてくるのと同様に、古典も論理を聞いてくるから2つで1つなのでしょう。古典を知識でなく論理で解くという最強の方法を教えてくれた松永先生、1年間お世話になりました。

鶏鳴の小論文の授業で良かったこと
私は元々小論文の指導を第1の目的として入塾し、鶏鳴を選んで心から良かったと思っています。理由はいくつもありますが、まず論文そのものを理解することができました。具体的に述べますと、授業を通して私は論文で有名な慶応は国語と論文を区別して考えているのではなく、同一視しているからこそ論文だけを課題として課しているのだと思いました。もちろん論文と国語で名前が異なるので、完全に一緒というわけではありません。論文では現国とは異なり、分野の知識が多少なりとも求められますし(入試で必要な知識は鶏鳴学園が丁寧に十分教えてくれます)、自分の考えも述べなければなりません。しかし、それと同時に論理を見極める力も大学側は見ています。例えば、課題文の要約です。実際、中井先生は国語力をはかるには要約が1番だとおっしゃっていましたし、松永先生が作られる解答例は論理関係がはっきりしています。そして何より受験生にとって心強いのが、試験当日までに何をしたら良いのか明確に示してくれることです。現実問題、地歴や英語など主要科目に多くの時間をとられ小論文に手が回らないうえに、ひたすら過去問を解き続ければ力がつく科目でもありません。そんな中で鶏鳴の指導通りに対策すれば最小時間で合格ラインに到達できます。さらに、当日に向けての対策が1つではなく、3つ4つとあるのです。実際私が受験した年度では対策の1つが見事にヒットし、とても良い論文が書けました。前述しましたが論文というものは自分の考えを聞くのと同じくらいの要領で論理力をも大学は聞いていると思います。大手予備校でさえも現国は現国の先生、論文は論文の先生と別々の先生が指導しますが、そもそも根本的には違わない論文と国語を同時に指導できる先生が居る鶏鳴学園を選ばないという選択肢が存在するのでしょうか?

その他
鶏鳴での授業の他に個人的にためになったのが、松永先生による本の紹介です。本屋に行っても色々な本がありすぎて何から読み始めて良いのか分からないですが、松永先生による紹介では内容の濃い本をいくつも紹介してくれます。しかも、内容が濃いだけでなくあらゆる分野の本を紹介してくれるので新しい世界へ1歩踏み入れる良い機会となります。また、鶏鳴学園は生徒を指導して終わりではなく国語以外のこと、たとえば勉強相談や生活に関する悩み、心のケアなど生徒が最高の状態で受験を迎えられよう全力でサポートしてくれます。私は英語と国語が伸び悩んでいた時期に松永先生に相談することで勉強のリズムを整えることができとても心強かったです。鶏鳴は私が心から勧められる塾です!!

最後に
無事、第1希望に合格することができました。この1年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

R・Nさん(跡見)……日本女子(家政)、聖心女子(現代教養)

はじめ私の大学選びは、周囲の意見に流されて選んでいただけでした。そんな私に対して中井先生は「私はいったい何をしたいのか?」(問題意識)を考えるようにおっしゃいました。それまでそんなことすら考えていなかった私ですが、自身が少しずつ行動を起こす中で、そのことを意識するようになりました。
受験では苦手であった現国の成績が伸びたことで、かなり救われた面がありました。高3の冬に「国語ができない」と周囲の友達がうめく中、私は国語に関しては自信があったので試験本番も余裕をもって解くことができました。鶏鳴式とほかとの違いについて、他所では「量」ばかりで問題数が多く、問題ごとに違った解き方をするものですが、鶏鳴の良さは、「1つの解き方」が、センターでも小論でも、同じように応用できるところにあります。
古典に関しては、私は古文や漢文の文章をマンガなどで知っていたことから、自分の勝手な思い込みで解くことが多々ありました。そのことを松永先生に指摘されるまで気づかずにいました。繰り返し指摘されるので、だんだんと「思い込み」を意識するようになり、点数が上がりました。また、松永先生には他の教科の勉強の相談にものってもらいました。ありがとうございました。

K・K君(学習院)……同志社(社会)、東京理科(経営)

私が鶏鳴にきて変わったことは、本番での力です。毎授業、テストから始まるので本番さながらの緊張感を感じれます。多分、国語の勉強に不安を感じてる人が多いと思います。国語は暗記科目ではありません。だから、いたずらに量をこなして頭が良くなることはないのです。鶏鳴では一日一テキスト、構成を追って行います。内容一致、接続詞、破線部解釈など、本番に直結する能力を養えます。実際、上智などセンター型といわれる現国は誰でも無敵になれます。また鶏鳴で扱う内容は難しいものが多いので、間違えを気にせず、むしろどうやってその間違いのプロセスをたどったかなどをしっかり分析することを勧めます。
私が鶏鳴に入って一番画期的だったと思ったのは古漢でした。この授業は×合塾や×台とは180度違います。彼らは内容がこうだから答えはこうなるといいます。浪人してセンター古文満点だった僕から言わせてもらうと、早稲田などの古文の「内容」は読めません。絶対。特に宮廷物など読める訳がありません。でも、解ける人はいます。それを松永先生は教えてくれます。ノリナガを参照してもらえば分かりますが、着眼点が大切です。この話は何系の話か、主人公はだれか、直訳はどれかなどです。次に漢文です。漢文は勉強の優先順位的にあまり時間をかけれないと思います。だから絶対に鶏鳴以外の参考書などに手を出してはいけません。実際完全知識以外の早稲田の漢文は文、商共に満点でした。一日朝か夜音読をお勧めします。あとはホクトの知識と授業の復習を繰り返すのみです。
僕は慶應文の小論を取っていました。入試のためではありますが、もっと大切なことを学べました。私は夏休みに5000字ぐらいの自分の経験を書きました。自分では実際書いてみていい感じだと思ったのですが、ぼろかすに言われ半泣きで帰ったのを覚えています。そこできれいごとを辞めにしました。友人、恋人、故郷など色々な角度から考えさせられました。大切なことはとにかく書いてみることです。中井先生は(ちょっと意外でしたが)本当に親身になって批評してくれます。何度も書き直すことで入試を超えて「経験」の重要さが分かるようになってきます。

 

 

 

H・Mさん(東京女学館)……白百合(英語英文)、武蔵野(経済)

私は鶏鳴に入るまで、国語は勉強してもしなくても点数がそれほど変わらない、「運」の科目だと思っており、全く国語に手をつけることはありませんでした。しかし、鶏鳴で習った「対」と「言い換え」と「媒介」を考えながら、「直前・直後」を読み、全体の「立体的構成」を考えると、それだけで答えが導けることにとても驚き、感動さえしました。私がほんとうに「復習」の大切さを実感したのは高3の時でしたが、そこから日替わりで現国と古典の復習を交互にやるようになると、模試での偏差値が10近く上がり、そこからは本番直前までそのことをただ続けました。センターでも8割とれて、自分としてはすごく良い結果でうれしかったです!
鶏鳴の古典は学校よりはるかにわかりやすいし、ためになりました。学校では「全訳」させられていましたが、鶏鳴ではわずかな単語を覚えるだけで、あとは「助詞」を重視して「直訳」していけば大半の問題が解けました。「復習用テキスト」の音読をずっと繰り返していると、初見の読むスピードが上がりました。松永先生には、学習計画の立て方、英語の勉強法なども相談にのっていただきました。また、先生の「本の紹介」が好きで、読みたいと思う本がいくつもあったので今から読んでいく予定です。
鶏鳴のクラスは本当に楽しかったです。学校が同じ人がいない分、お互いの学校の愚痴や悩みなども話せる友達に恵まれました。受験期につらくなった時にも、鶏鳴の友達のおかげで何とか最後まで乗り越えられたと思います。鶏鳴で3年間学べたことは私の大きな宝物です!

H・Sさん(頌栄)……早稲田(国際教養)、慶応(法)、ICU、東京外語大など

現国について
鶏鳴で習う「対、言い換え、媒介」で論理が成り立っていることを、本当に実感しました。最初は文章を読んでいても論理が読めなくて、中井先生の書き込みプリントとレジュメを見て初めて気づくことばかりでした。でも復習を続けると対や媒介が浮かび上がるように見えることが増えました。高3になってレジュメを担当する時は、中井先生に常に突っ込まれるのですごく緊張しました(笑)。でも本当に力がつきました。最初と最後の文を読み、接続詞に注目して立体的構成を考えたり、テーマと結論を考えるのに何日も費やしたり、媒介問題も悩むことが何度もありました。自分が考えた答えを発表して、少しでも先生と答えが同じだとやる気になって、違うと授業の中でまた必死に考えました。また、クラスの反対意見も聞いて、先生に反論してみろ、と言われた時は根拠をもって答えるのが難しかったです。ずっと授業中に考えているので、すごく疲れるけど毎週とても楽しみでした。英語の長文を読むときも、今までは内容を読んでいただけなのに「あっ対だ」、「逆説だ」って構造を気づけるようになりました。鶏鳴で学んだ論理が現国以外でも役に立っています。

古典について
「直・直・テーマ」が本番ですごく役立ちました。内容が理解できなくとも、3つを意識すれば解けることを授業で経験してたから本番も落ち着いて取り組めました。内容を読もうしている時に松永先生が専門家でも完璧に訳すのは無理、とおっしゃったのが衝撃的でした。単語ばかり覚えても古文ができるようにならないのはこういうことなんだ、とすごく納得したのを覚えています。レジュメはシンプルで本当に論理的でした。どうして間違えたのかがわかりやすくて、復習の時に自分ができてないところを意識しやすかったです。復習を繰り返すと、根拠をもって正解できるようになって、それが自信につながりました。でも逆に復習を怠ると「直・直・テーマ」で解けなくなるので、復習がすごく役立つことを実感しました。松永先生が作ったノリナガとホクトもわかりやすくて、復習の時は手放せませんでした。学校で使う参考書よりも全然使いやすかったので、ノリナガとホクト一筋でした。古文や漢文に出てくる漢字の成り立ち、文学知識もその背景から説明してくれるので記憶に定着しやすくてすごく面白かったです。

その他
中井先生に個性は「問題意識」だと言われてから、自分のテーマを探してきました。その時、松永先生には何度も相談に乗っていただいて、自分では気づかなかった視点を示してくださったり、おすすめの本を読んだことでテーマについて深く考える機会を増やしてくださいました。鶏鳴に通ったことで自分について考えることが増えて、視野が広がりました。中井先生と松永先生の考え方は私の人生のターニングポイントの一つになったと思います。本当にありがとうございました。

 

 

T・Mさん(国府台女子)……立命館(文)、岐阜大(教育)、同志社女子(生活科学)

現国の授業で良かったことは、文章を論理的に読む方法を教えていただけたこと、さらに、その方法で練習する機会に恵まれていたことだ。中井先生は、1年を通して「復習を続けること」の大切さを教えてくださった。Ⅰ期は、形式的な読み方に不慣れで復習に時間がかかり、現国から遠ざかってしまうことが多かったが、夏期講習で自分の怠惰さを反省し、Ⅱ期からは頻度を上げて復習をした。すると次第に、内容に捉われず論理的に読めるようになり、どんな文章でも安定した点数を取れるようになった。一時期、あらゆる紙媒体が嫌いになり、レジュメを使って復習することができなかった期間があったが、それは空き時間に授業の録音を聴くことで補った。私は視覚より聴覚の方が記憶に残りやすく、また普段の授業が感動に満ちていたので、スランプに陥った時も、自分に合った方法で、楽しく復習を続けることができた。また、中井先生は授業で、その時々の受験生の状況に合ったアドバイスをしてくださったので、授業に出席することで、精神的な安定を得られた。初回の授業で、「どんな時でも鶏鳴の授業は休まない」と心に決め、最後まで実行できて良かった。
私は人前で発言することが苦手で、入塾当初はあまりの緊張で声が出ず、毎回注意を受けていた。しかし、皆の前で発表する際、中井先生はいつも、私の意見を正確に理解し、的確な助言をくださった。その安心感から、間違いを恐れることがなくなり、Ⅱ期からは毎回挙手をして、全力で授業を楽しんだ。中井先生は、穏やかでとても優しい。

古典の授業では、「直訳、直前・直後、主人公・テーマ」を意識する解き方と、「古文を古文のまま読む」という直訳(助詞・助動詞)重視の読み方を、習得できたことが良かった。鶏鳴に入塾するまでは、助詞・助動詞の意味より、呼称の暗記の方に力を注いだので、模試で減点されることが多く、成績が安定しなかった。新しい方法に慣れるまでには時間がかかったが、鶏鳴の形式を一度身に付けると顕著に得点に結び付いた。松永先生の解説は洗練されていて、知識も単なる暗記物としてではなく、本質を理解することで自然と覚えられたのが良かった。また、毎授業、本の紹介をしてくださり、それによって多くの本と出会い、視野を広げることができた。今問題となっている社会問題や、将来必要になること、世に知られていない立派な方等、自分だけでは決して出会うことのなかった世界を知った。これからは時間を気にせず好きなことに没頭できるので、沢山の本を読んで素敵な本に出会いたい。松永先生が掛けてくださった言葉は、この先も忘れない。
私は、国公立大学2次試験の、国語と小論文を個別に指導していただいた。最初に自力で解いた時は意味がわからず苦戦したが、解説を頂いた後、解き直しをしたら「満点。完成度が高い。凄い!」と褒めていただき、嬉しかった。間違っている部分と、その直し方まで、丁寧に教えていただいたので、解き直しがしやすかった。また、小論文対策として、格差やグローバル化の解説もしてくださり、有り難かった。松永先生のお話を聞いて、世界史も自分で学ぼうと思い、3月から勉強を始めている。入試を受けながら、同時並行で対策を進めていただいていたが、それが私にとっては大きな支えになった。どんなことがあっても率直に先生に伝えることで、気持ちの切り替えが早くなり、常に次の試験へと意識を集中させることができた。貴重な時間を割いて指導をしていただいたことに、心から感謝している。

最後に、浪人という大事な時期に、鶏鳴に出会えて良かったです。勉強尽くしで苦しいと予想していたこの1年間を、楽しく充実した日々にできたのは、先生方のおかげです。鶏鳴の、笑いの絶えない自由で開かれた雰囲気と、コーヒーの香りが、とても心地良かったです。中井先生 松永先生、最後の最後まで、温かいご指導をありがとうございました。

 

 

R・K君(高輪)……慶応(薬)

鶏鳴の現国はとにかく「対・言い換え・媒介」の3つの論理しかない、というシンプルさがとても分かりやすく、また、段落はじめの一文だけを読むことで、全体の「立体的構成」が考えられるようになる。鶏鳴式は、センター、私大、国立に関係なく、方法論(論理)が一貫していたので復習もしやすかった。また、古典では、レジュメを復習するうちに、自然と「直訳」→「直前&直後」→「テーマ」という考え方が身に着くようになっていて、やって無駄だと思うテキストが一つもなかった。ノリナガ(古文)やホクト(漢文)も非常にシンプルで分かりやすく、使いやすかった。私は、初めて鶏鳴に入塾して、何も分からずいきなり作文を書くことになり、とまどったのですが、一から作文の書き方を教えていただき、自分の「経験」に基づく「問題意識」が何よりも重要であるということを口すっぱく言われたことで、はじめと比べたら作文はうまくなったと思うし、苦でもなくなった。今後の大学でのレポートなど、長い文章を書かなければならなくなった時にも活かしたいと思います。