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鶏鳴学園(けいめい学園)

〒113-0034
東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
TEL:03-3818-7405
  (留守電対応の場合あり)
FAX:03-3818-7958

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合格者の声

卒業生の声を紹介

2021年 合格者の声

Y・E君(独協)……慶応(総合政策、環境情報)、立命館アジア太平洋(AO入試)

現代文の授業でよかったこと

 日常的に通用する論理的思考力をつけることができたのが、最も大きな収穫でした。鶏鳴の対と媒介を核とした論理的読解のトレーニングは、現代文はもちろんのこと、小論文や英語といった他の教科や、日常生活の中での読書など、さまざまな場面で僕の理解を支えてくれるようになりました。特に、慶應SFCの入試では、6000字程度の英語長文で論理的読解力を問われているのですが、対と媒介を押さえることで高得点(8割程度)に繋がりました。また、高校2年生の現代文クラスで行われた、中井先生の徹底的な作文指導も強く印象に残っています。僕は、作文を書くときに、「事実の汚い面と向き合わずに全て綺麗事として表現してしまう」癖を持っていたのですがそれを何とか矯正することができ、結果的には完璧ではないものの、論理が一貫した文章を書くことができるようになりました。入塾当初は、中井先生の辛口講評に打ちひしがれるかもしれませんが、負けずに実行してみてください!

古文の授業でよかったこと

 鶏鳴古文漢文で一番よかった点は、シンプルな復習方法で大きく成績を伸ばすことができる点です。私は、どの教科においても受験の成績の伸びに一番関係するのは、反復復習であると思いますが、一般的に古文は暗記事項や復習するべき要素が非常に多く、継続性が生まれにくいものだと考えていました。しかし、鶏鳴の古文・漢文の復習は「レジュメを正しい方法で繰り返し読む、音読する」という非常にシンプルなもので、負担が軽く継続性が生まれやすいものです。また、古文単語の丸暗記ではなく直前直後を意識して論理的に読むことを古文でも教えられるので、比較的どのタイプの文章においても対応することができるようになりました。また、漢文は英文法SVOを部分的に活用した独特の授業が展開されており、これにより句形の丸暗記を最小限に抑え、効率的に学習を進めることができます。これらのおかげで、学校や他塾よりも比較的少ない労力で古文、漢文の成績を伸ばすことができ、時間がかかりやすい英語や日本史に時間を割きやすかったと思います。また、松永先生は日本語の専門家ということもあり、授業内での古文に関係した雑学ネタも豊富で、「わざわざ、昔の言語を学ぶこと」の意味が少しわかるようになりました。しかし、シンプルな復習で成績が伸びるといっても、それを自分で実行できなければ意味がありません。僕は高校2年生から鶏鳴に在学していましたが、復習を殆どやらなかったため、高2中はあまり成績は上がりませんでした。この点を高3時に後悔したので、ぜひ指定回数以上の復習を継続してください。

 このほか、鶏鳴の授業は入試はもちろんですが、自分自身の考え方、生き方にも大きな影響をもたらしました。「国語は生きる力です」と公式サイトに書いてありましたが、まさにその通りで、入試だけに留まらない、生活する上での力をこの塾には与えていただきました。問題意識を問う姿勢、現場取材等の指導は、これまで他者に頼りがちであった僕に自立する意識を与え、結果的に私生活での自主性を向上させてくれました。また、高校2年の授業で行われた、討論の授業内での、自説を支える根拠の出し方、相手の意見のひっくり返し方は、僕が学校と進路に関して揉めた際に大いに役立ちました(笑)。一回一回の授業が非常に価値あるものだったと振り返っています。

AOについて

 AO対策は、AO入試対策であったと同時に、自分の問題意識を深め、大学の進路や学習内容をより深くすることができた、鶏鳴の中で最も濃密な時間でした。特に、AO対策の中での大量の経験文の提出は、僕自身が普段意識をしていなかった興味の発掘を可能とし、また、自分の中で個別の出来事でしかなかった経験を、一貫した経験軸への整理することができ、書類を作成していく上で役立ったとともに、大学での学習計画について考える上での大きな指針となりました。担当の松永先生は僕の黒歴史を含め、丁寧に話を聞いてくださり、20回以上もおせわになりました。

鶏鳴の小論文

 僕は慶應SFC総合政策学部と環境情報学部の小論文をそれぞれ受講しました。この2学部の小論文は非常に難度が高くかつ他の大学では見ない特殊なもので、毎年問題の傾向が異なり、赤本記載にも一貫した対策方法が記されていないのですが、鶏鳴のSFC小論文の指導は文の形式性とSFCならではの出題意図を重視した一貫性のあるものでした。このため、難易度的には確かに難しいものでしたが一貫した対策を進めることができ、本番で出た非常に難度の高い問題に対しても何とか対処することができました。また、このSFCの小論文においても、アイデアを問うという形で受験者の問題意識を測る問題が多く、鶏鳴における対策の有効性を改めて強く認識しました。

 

M・Hさん(頌栄)……慶応(総合政策、環境情報)、早稲田(国際教養)、上智(国際教養)

鶏鳴について

学校の国語は、1.教科書の板書暗記 2.漢字 3.文学史 4.現代文単語 5.初見問題でほぼ暗記科目でした。一方、ケイメイ式の解き方は、「シンプルかつ論理的」。文章の語彙や内容に注目するのではなく、構造・関係、読み方、設問の解き方・方法を学びました。どんな文章(評論文、小説、エッセイ、古文、漢文、小論文)であっても、ケイメイ式で解ける事に驚きました。また、古文・漢文では、ことばの語源や成り立ちを学べるので、いつも日本語って深いな~と感じていました。例えば、「むらさき」の語源は、花が群がって咲いている。それが古典単語などを覚えやすくなるきっかけにもなりました。また、解いた問題の、クラスメイトの解答が印刷され、見ることができるので、何が正しい解答で何が間違っているか、見比べることができました。

進路の指導も勉強になりました。文学部、経済学部など、「学問とは何か」ということ、大学で何を学問とするかは、仕事と直結しないということを知りました(医学部以外は)。私は帰国子女で、12歳で日本に来ました。受験校を決める際、学校や親からは、「英語に強いから、国際系の学部に進学したら?」と言われていました。しかし、鶏鳴では、私が本音で書く作文や雑談を通して、「国際系の学部ではなく『映像』を学問とすれば?」と提案されました。それによって、「英語で何かを学ぶ」事より、自分の本当に好きな「映像」を軸として研究したいと気付かされました。

一分間スピーチ、作文、意見交換は、私を変えました。授業の終わりに書く「感想」は、次の授業の始めに、クラスメイトが何を書いたのかを見ることができ、その事について先生と生徒達で話します。ただ「~が面白かった」で終えるのではなく、授業中にふと頭に浮かんだ質問を書けば、何にでも答えてくれ、そこから学ぶことも多かったです。

鶏鳴初めての授業は、中三の三学期、中学生クラスでした。初回の授業の一分間スピーチは衝撃的でした。生徒がそれぞれのスピーチに鋭い質問を投げかけ、私の発言の矛盾を突かれ、気づかなかった視点を得る、刺激的な時間でした。私は考えがまとまらずに、途中で何を話していたのかよくわからなくなることも多くありました。それでも女子校の私にとって、他校の学生の生活に興味をもったり、同じ人間関係の悩みを抱える人の作文を読んだりするのは興味深かったです。他者を批判する時の自分の発言は、全て自分の行動に返ってくるので、今までの自分を見つめる機会ができました。「批判とは、相手を論破する事ではない。互いに、ひとつ上に高めるものである。」ということも学びました。

これは、AO入試にも生きたと思います。AO入試の対策では、何より先生が親身に、何度も何度も、一時間以上、ただの一生徒ではなく一人の個人として向き合ってくれたことが心強かったです。はじめ私は移民問題をテーマに志望理由書を書いていたのですが、自分の意見がいかに薄っぺらいものか、いかに社会問題を表面的に捉えていたかを、知らされました。そして、大学での四年間、何を問題意識として活動しようか、考えるようになりました。(ちなみに、はじめ私はAO入試と英語に力を入れている塾で英語の志望理由書を指導してもらうために通っていたのですが、そこの教師は、私の書いた志望理由書をそもそもちゃんと理解しておらず、批判する点が曖昧であり、改善点は自分で考えろと言い、投げやり感がありました。そのため、松永先生に相談し、思い切って鶏鳴を頼ることにしました。

また、慶應SFCの小論文対策では、たった5題に厳選した過去問に対する先生のレジュメを、何度も読み、何度も書き直しました。ところが私は心配で、他の年度の問題にも手を出し、松永先生に連絡しました。すると先生に、他の問題はしなくていい、変な心配は要りません、と言われてその通りにしました。当日の試験会場では、周りは参考書をひたすら読んでいました。私は、もう見飽きたぐらい読んだ鶏鳴のレジュメを再度読みました。そしたら合格していて、自分でも驚きました。論理的に文章を書くことは、これから先、文章を書く時において生かされると思います。

田中先生、松永先生、中井先生の存在は、私の人生に強く影響しました。こんなすごい人たちには中々会えないと思いました。教室は壁一面に「本居宣長」とか色んなジャンルの本がずらりと並んでいました。始めは、中井先生がものすごい笑顔で私を小馬鹿にし、批判し、態度がデカいのが憎くて、「鶏鳴なんてやめてしまえ!」と思うこともありました。成績が伸びない私は学校の先生に、「国語の塾、行く意味ないでしょ?笑」と言われ、本当にやめようか心が揺らいだ時期もありました。それでも鶏鳴に通い続けたのは、鶏鳴の先生を信頼していたからだと思います。全ての発言が絶対で、曖昧なことはなく、自信、責任を持った言葉でした。「歩く百科事典」と生徒でこっそりあだ名をつけたこともあった中井先生は、何でも知っています。「俺は国語の塾をやっているつもりはない。哲学をやっているのだ。」意味深な言葉をよく放つ中井先生は、教室中に「?」の空気が漂います。でも、授業中の何気ない言葉が、すごく哲学的で私に刺さりました。そして次第に、先生の言葉には筋の通った根拠があり、自分の問題点に気づけた事に喜びを感じるようになりました。普段、家族以外に批判されることはないのですが、綺麗事を一切言わない先生方のおかげで成長できました。

今まで色んな周りの大人から言われてきた勉強法とは全く違うやり方を、鶏鳴で学びました。本を沢山読まなくても、古典単語の分厚い参考書もやらなくてもいいとも言われました。学校のクラスメイトと全く違うことをやる事に始めは不安はありましたが、三年も通えば、もう洗脳レベルに鶏鳴の言葉が頭をよぎるようになりました(笑)。むしろ他の高校生よりこんなに効率的な勉強法や素晴らしい先生を知れて、ウッシッシッシ…!と思っていました。鶏鳴方式をずっと信じ、受験に挑み、第一志望校に合格しました。

今年はコロナ禍で、授業がZoomとなり、クラスメイトと授業の前後で雑談できなかったことだけが辛かったです。クラスメイトとは作文を通してお互いの切実な経験を知っている分、学校のクラスメイトとは違う距離感で、一緒にいて安心感がありました。色々、私は鶏鳴でさらけ出しました。ある年は、社会人の人と一緒に授業を受けることもあり、社会人としての視点を聞く貴重な経験をしました。自分とは関係がなくても、他のクラスメイトの進路相談の話を全員で聞く事は、ここの学部に進学してこういうことをしたいんだ、と私の興味・関心の外へ視野を広げました。だから、週一の鶏鳴が、高校生活での楽しみでした。鶏鳴は楽しくて、あっという間の三年間でした。色々考えた三年間でもありました。

最後に、松永先生のトンボの話、中井先生の数少ない友達である夏目漱石(恐らく嘘)、など変な面白い話をよくされました。私も、大学で、自分の問題意識を明確化し行動に移していきたいです。鶏鳴という塾に通ってよかったな、と切実に思います。

 

M・Uさん(共立)……共立女子(文芸)

鶏鳴の現国の授業では、授業のレジュメを作成することによって文章の形式を理解できるようなり現国の問題を解く際の意識が変わりました。古典(古文、漢文)の授業では、直前直後、テーマ、主人公を重視することを教えていただき古文、漢文に対する苦手意識を払拭して取り組むことができました。また、大学の併願推薦に必要な作文を書くときに文全体の形式や内容について沢山助言をいただき本当にお世話になりました。最後に、コロナウィルスの自粛期間の時に同じ境遇の中で頑張っている同世代の方たちを間近で見て自分の頑張る活力に繋がりました。

R・Uさん(広尾学園)……立教(経済)、青学(教育人間科学・経営)

私は鶏鳴に、中学三年生から高三まで4年間通っていました。そのなかで、特に印象に残っているのは作文指導です。高二までの毎学期、1個は作文を書いてそれを批評してもらわなきゃいけない。正直、なんでそんなことやるのか分からなかったし、何を書けばいいか分からないし、めんどくさい気持ちがとても大きかったです。それが変わったのは、ある学期に私が知的障害をもつ姉について書いた作文を批評された時です。その作文には、姉とディズニーランドに行った際に感じる周りからの冷たい視線などが気になる、ということを書きました。この作文に対して、田中先生からこういった批評を受けました。

「あなたがそういう視線を気にしてしまうのは、あなた自身がその人たちと同じレベルでお姉さんを見ているからではないですか?なんでそんなレベルが下の人たちと同じ考えをするんですか?」この批評を受けた時、自分にとってはとても衝撃が大きく何も言えなくなってしまったことを思い出します。その後の授業も、泣きそうになりながら授業を受けました。私にとってこの作文の内容は、そこまで深く考えたことの無い日常的なことだったのですが、この言葉を受けてガラッと変わってしまいました。姉に対してどう思っていて、どうしていきたいと思っているのかということをしっかり考えよう、自分で行動して考えなきゃダメだ。そう思えるようになりました。その後田中先生から勧められた、障害者のきょうだいが集う会に参加し、その会で姉のことについて頼れる大人や気持ちを共有できる同士を見つけることが出来ました。この経験のおかげで、今の私が『姉』という問題を「じぶんごと」として真剣に考えられるようになりました。私の考え方のレベルや鶏鳴の先生方が何度も言っている『問題意識』がなんなのかがだんだんわかっていったのも、この頃からだったと思います。ここから、鶏鳴の現国や古漢の授業も楽しくなっていきました。

現国では、まずは対と媒介と言い換えや立体的構成などの形式的なことをおさえ、その後内容について話すというのが、自分には合っていてすごく良かったです。内容がわからなくても形式で解ける、ということが毎回の授業でどんどん証明されていくので、その度にとてもワクワクしました。中井先生の大声やはっきりした物言いは、最初はびっくりしましたが、しっかり意味があって言っていることだと分かるようになってからは、笑えるようになりました。古漢では松永先生がまとめてくださったレジュメに、解答に至るまでの手順が書いてあるので、復習していくうちに繰り返し出てくる手順が自然と身について、本番でもどのように解くかを意識するようになりました。また、古典や漢文の何が凄いのかということを松永先生が解説してくださったことがとても印象に残っています。

クラスの人たちとは、批評や1分間スピーチの感想だけでなく休憩時間にも沢山話したし、学期の最後にみんなで写真を撮ったり、受験前に神田神社にお参りに行ったのもいい思い出です。鶏鳴学園の授業は、ただ単に受験に向けた勉強というものではなく、今後の人生にとって大事な考え方を学べるものでした。4年間通って良かったなと、切実に思います。

 

A・Nさん(順天)……立命館アジア太平洋(AO)

中井先生、松永先生、1年間お世話になりました。先生方には本当に感謝しかないです。

鶏鳴での学びは本当に宝物です。鶏鳴は、howを教えてくれる場所だと思っています。鶏鳴に入る以前は、国語は感覚で解くものだと思っていました。大体の人はそうだと思います。現代文も古漢も文章の内容がたまたま分かれば、もしくは知っていれば、登場人物に感情移入できれば、いい点数が解ける。しかし一方で、文章の内容が理解できなければ、0点に近い点数になる。小中高通してたくさん塾に通いましたが、国語の確固たる解き方なんてものは教えられませんでした。しかし、わたしの頑固な性格上、模範解答に納得できない時も数えきれないほどありました。解説を聞いても、模範解答に導くためのこじつけでは?と思うこともしばしばありました。点数に波がある非常に怖い科目でした。しかし鶏鳴に入って、再現性のある国語の解き方を教えていただきました。国語ってどんな問題にも通ずるやり方があるのか、と驚いたのを覚えています。また、どんな問題の回答根拠も論理的で、頑固な私も毎回スッと納得できました。感動ものです。是非たくさんの方に習っていただきたいです。

また、鶏鳴はとにかく少人数授業です。入試形態によっては個人指導もしてもらえます。団体で通常授業は少人数で一回の授業で数回当てられる、という授業システムでした。同じクラスの友達の雰囲気も非常に良かったです。(みんなでセブンで買って食べた夕食は美味しかったです。)予備校のように殺伐とした空気の中、先生が一方的に話して、それをただ聞くだけの授業が苦手な私には本当に最高の学習環境でした。また、小論対策やAOの個人対策、志望校によっては、志望校別個人指導があり、最高の先生と一対一で授業ができるなんて、この上なく贅沢でした。

最後に、鶏鳴には自分についてよく考える機会をいくつも与えていただきました。大学受験の塾としては珍しいかもしれません。基本的に塾は勉強しにくる場所です。ただがむしゃらにひたすらに今、目の前にある問題を解き、解説を聞き、やり方を覚えるのが目的です。しかし、鶏鳴では学期始め、終わりごとの節目で将来や、自分が今関心を持っていることについて考え、クラスで話す時間を与えられます。自分がどうしてこの大学のこの学部に行きたいのか、将来何をやりたいのか、をしっかり考えさせられます。「なんとなく」という選択肢をなくし、どういう理由でどこに行きたいのか、を明確にすることができる場所です。私は進路にとにかく悩みました。将来の夢は決まっているけれど、じゃあ大学である特定の分野を学ぶべきか、と言われたらそうでもない。学部なんてよく分からないけれど、とりあえずかねてから志望していた国際系に行きたいな、なんて思っていました。(そもそも高2までは理系でした…)でも鶏鳴の個人指導の時に自分の興味関心(問題意識)が何に向いているのか、と問われた際に、環境問題、とぼんやり出てきました。そこから、AOを受ける決意をして、指導していただき、「なんとなく」の進路を明確化させたおかげで、希望の大学のAO入試を合格することができました。定期的に自分と向き合う時間がなければ、受験生になった当初全く眼中になかったAO合格なんてできなかったと思います。遠い未来より今がむしゃらに勉強することが大切だと思っていた私ですが、定期的に自分について考えさせられる機会に救われました。

個人指導について

私はAO入試の際と公立の小論文対策で個人指導を受けました。個人指導は一人一人入試形態が様々で、受ける大学によっても入試形態によっても必要となる力が異なります。私が受けたAO入試は志望理由書、小論文、面接が全て日本語でありました。私は正直AO 入試は全く眼中になく、一般だけで行こうと思っていたので、AOの予備校などにも通っていませんでした。それが6月ごろに突然受けようと思い立ち、先生に相談しました。スケジュールなどを素早く立ててくださって、本当に有り難かったです。鶏鳴で志望理由書、小論文、面接の対策を全てやってくださいました。志望理由書と小論文ではやはり文章力が求められます。当たり前かもしれませんが、どんなAO入試も文章を論理的に書ける人が受かります。そこで対や言い換えで書くスキルが要求されます。鶏鳴で普段から論理的に読む力をつけているからこそ、何度も何度も対、言い換え、とすりこまれているからこそ、いざ自分が書く時に対や言い換えを駆使して書くことができます。

また、公立の際の小論対策では、文章を論理的に書くスキルはもちろん、先生が教えてくださる知識も充実しています。小論文は毎回与えられるテーマが違うため、正直対策しにくい部分があると思います。しかし鶏鳴の個人指導では、テーマに関する知識をその問題限りにするのではなく、再現性のある知識として教えてもらえます。私は国際系の大学を受けた時にリベラルアーツについて教えていただきました。普通だったらリベラルアーツとは何か、で終わってところをリベラルアーツの良い点、改善点等々まで踏み込んで教えていただきました。問題を何年分か解いて、先生の解説を聞くとその大学のその学部が何を求めているのか、という大学側の一貫した思いを知ることができます。国際系の学部に行きたい私としてはリベラルアーツについて多角的かつ再現性のある知識を得られたことは入試においてはもちろんですが、同時に国際的な環境で働くことが夢であるため、自分の人生において非常に意義のあるものでした。また、私は小論文の書き方もどう書くべきか分からなかったのですが、各大学の問題の特色に合わせて、毎回このデフォルトを意識して書くといいよ、とアドバイスをいただけました。それが過去問の模範解答を見るより何倍も何十倍も汎用性があります。先生の解説も次に問題を解く時に役に立つ小論の書き方を教えていただけます。

その他

鶏鳴は本当に暖かい場所だと思います。先生と生徒、生徒同士の距離感が比較的近いところが良かったです。まず何より先生方が生徒の名前を覚えてくださっています。一人一人の名前を先生方が覚えていることが当たり前の塾は大学受験の塾では普通はないです。高1の頃、予備校に通っていましたが、名前なんて覚えてくれませんでした。周りの生徒に関しても他人に話しかけるなんてことはせず、休み時間も殺伐としているのが普通の予備校です。それが悪いかと言われれば違いますが、私は常に気を張ったその空間が苦手でした。しかし鶏鳴は雰囲気がアットホームで机も向かい合っているため、高3から入り、2学期から初めて対面でクラスのみんなと会った私でもすぐに打ち解けることができました。授業は集中して休み時間は息抜きに友達と話したり、一緒にご飯を食べたりすることができるメリハリのある空間が私には心地が良かったです。

余談ですが、毎週の授業で先生がおすすめしてくださった本も買って読んでみようと思います。最後になりましたが、鶏鳴で学べたこと、志の高い仲間と一緒に学べたこと、鶏鳴での全ての学びが私の人生において貴重な財産だと思います。卒塾は悲しいですが、これからも鶏鳴で学んだことを存分に生かして、バリバリ生きていこうと思います!改めて、ありがとうございました!

 

H・Iさん(清泉女子)……津田塾(学芸)

1.鶏鳴の現国の授業で良かったこと 

私は文章を読むことをずっと避けてきたため、現代文の偏差値は36しかありませんでした。読解力がなく、語彙力がなかったため、私大文系受験において致命的でした。高3から入塾し全く上がりませんでしたが、12月頃の最後の模試で偏差値50に上がりました。中井先生の授業は対、言い換え、媒介で問題が解けるという論理的なものでした。何となく解説する学校の先生と違って全て論理的に解説して下さるので現代文の問題を解いた後に解説を読んでよくあるモヤモヤがありませんでした。

2.鶏鳴の古典(古文、漢文)の授業で良かったこと

古典はずっと暗記科目だと思っていました。大学に入ってからは殆んど使うことがないため、勉強する気になれませんでした。しかし高2の夏期講習で初めて松永先生の授業を受けて衝撃を受けました。直直テーマで全ての問題が解けるということを知りました。最初は正直疑っていましたが、何度も授業で取り扱った問題を復習するにつれて現国だけでなく古典も論理的に解ける感覚が分かるようになり嬉しかったです。

3.鶏鳴の小論文(作文、個人指導)の授業で良かったこと

大学に行く目的が見つからず、勉強する気になれなかった時、松永先生に相談に乗って頂きました。何も夢や目標がなかった私にとってとても救われました。授業後一時間近く相談に乗って下さり本当にありがとうございました。

4.そのほか(クラスのことなど)

10人程度のクラスだった為発言する機会が多く自分の意見を相手に伝えることに苦戦しましたが違う学校の子と議論をする機会がなかったので貴重な経験になりました。批判をすることに慣れなかったけど、根拠を持って批判できる力をつける大切さを知りました。

中井先生、松永先生、一年間本当にありがとうございました。沢山相談に乗って下さって嬉しかったです。受験は思うような結果にはなりませんでしたが、大学に入って頑張ろうと思うことが出来ました。授業面白かったです。

 

M・Iさん(普連土)……津田塾(学芸)

1.鶏鳴の現国

文章を対、言い換え、媒介を元に立体的に読み解く方法は基本的にどんな文章も一貫した方法で解くことができる。授業で行う一分間スピーチで質疑応答をする事では普段の会話や授業でも矛盾していることに気づけたりして生きていると思う。

2.鶏鳴の古典

 学校のとりあえず知識を詰め込む方法とは異なり、絶対に欠かすことのできない少ない知識とそれを活かす技術さえ身につければ良かったため、国立を目指し理数もやらなければいけなかった私にはすごくありがたく有効な方法だった。

 本紹介で気になった本を読むことで、より興味が増し、自分の中にある問題意識が展開できることもあると思う。自分からは手をつけなそうな本でも先生の話を聞くと読んでみようと思えた。

3.鶏鳴の小論文

さまざまなタイプの文章を読み自分の考えを書くことは容易ではないが、しっかりとした軸がないと書けないため自分の中の問題意識が確立できた。作文では一人一人が今まで経験してきたことが異なり、それを知ることで自分と同い年の人達が持っている悩みや経験を知ることができる。

4.その他

 少人数で、曜日によって変わるかもしれないがクラスの雰囲気はよくて、友達もできて楽しかった。

 

R・Hさん(鷗友)……慶応(経済・商、総合政策)、早稲田(商・社学)、東京外国語大

私は高2の4月から鶏鳴学園に通い始めました。初めに鶏鳴の基礎現国の講習を受けた時に「対、言い換え、媒介」の三つの論理を教わりました。今までなんとなくで解いていた国語にも、一貫したやり方があることに感動し、入塾を決めました。しかし高2での授業は作文が多く、正直一年間苦痛でした。しかし、個性とはそれぞれがもつ「問題意識」だということを教わり、「問題意識」を持つことの重要性を次第に理解するようになりました。高3で入試問題を解く授業になり、その三つの論理が定着してくると一気に授業が楽しくなりました。中井先生もどことなく優しくなり、先生の皮肉やエピソード話にもたくさん笑わされました。特に恋愛の文章の時に先生が毎回生き生きとしているのが面白かったです。鶏鳴学園でのやり方は他のどんな塾や学校とは違い、内容ではなく形式で解きます。成績が伸びないと思っていた時もありましたがそれは純粋に復習が足りなかったからでした。12月からどんなに苦しくても毎日現国2題古漢 1題づつを復習するようにしたら一気に伸びました。私は共通テスト前は焦っていて予想問題を解いたりしてしまいましたが、結局それはただ精神的ダメージを与えるに過ぎず、効果はありませんでした。そのためそれ以降は国語の勉強は復習だけにし、試験前日にさっと解くだけにしましたが、十分でした。本当に鶏鳴のテキストはよく作られていると実感しましたし、本番持っていくことで安心することができました。

私は学校の古典の授業が本当に面白くなく、勉強する意味も理解できませんでした。しかし、鶏鳴で古典も英語と同じ言語であると教わり、すごく納得しました。鶏鳴のテキストを使った復習をやっていくうちに最後には英語のように古典もスラスラ読めるようになったのが驚きでした。助動詞なども自発や使役など用法を考えるよりも先に、その文章に適した訳が頭に自然と浮かぶようになりました。結果として共通テストでは古漢合わせて95点取れましたし、早稲田レベルにも通用する実力をつけることができました。

小論文対策は慶應経済とSFCでお世話になりました。両方で合格が頂けたのは確実に鶏鳴で対策をしたからだと思います。特にSFC本番では自分の問題意識に助けられました。

 

R・Aさん(都立新宿)……立教(コミュニティ福祉)、法政(現代福祉)、駒沢(社会)

現国

私は中学生の時から現国が苦手でした。友達に勉強方法を聞いても、特に勉強しなくてもカンで解けると言っていて、そういうものだと思っていました。しかし鶏鳴学園に入って、現国は内容ではなく論理で解くということを教えてもらいました。考え方は全てに必ず根拠があり、人によって違うという事は無いので私にはとても理解しやすかったです。先生の書込みやレジュメを自分で真似して予習したり、復習で何度も見たことで考え方が身についたと思います。現国は最後まで伸び悩んでいたのですが、言われた少しの復習だけを毎日やった末に本番で過去イチの結果を出せました。ゼミ形式の授業ではみんなの経験や先生の社会に対する考え方を聞いたことで、自分や社会について沢山考え、問題意識を持つ癖が付きました。

古典

まず古典単語はシキブに書いてある100個だけ覚えれば良いと言われ、暗記が大嫌いな私はそれを信じて学校の330の単語帳は小テストがあっても一才やりませんでした。本当にシキブとノリナガの最低限覚えることだけで古典は解けました。その暗記も1回5分くらいで毎日繰り返していたので完璧に覚えることができました。松永先生の古典は、解き方に関しては「直・直・テーマ」だけのシンプルなものでわかりやすく、復習もしやすかったです。背景説明や古典常識、ことばの形の変化、中国と日本の違いなどを知れたことで古典や言語にとても興味が湧き、毎回の授業が楽しかったです。松永先生の経験に基づいた、英語と社会の勉強方法と良い教材も教えてもらい、そこから自分に合うように改良して、他塾には講習にも行かずに学校の自習室だけで勉強しました。過去問は時間配分の練習だけに使うことで、その分日本史に勉強時間をあてることができました。私は興味のある分野がいくつかあったので、それについても松永先生に相談に乗ってもらいました。人生は行くべき方向へ行くという言葉を聞いて今学びたいことを学んでみようと思いました。私がスランプになった時に考えすぎないようにというアドバイスをもらったこともとても大きかったです。国語のためだけに鶏鳴に入ったけれど、自分や周りのことについて考える機会が沢山あり、ボーッと生きたくは無いなあと思うことがました。これからも良い出会いを逃さないようにしたいです。本当にありがとうございました。

 

R・Iさん(実践女子)……早稲田(国際教養)、上智(国際教養)

早稲田の国際教養学部に進学します。報告が遅くなってしまいすみませんでした。鶏鳴で高校1年生の時から学べてすごくよかったと思っています。入塾した時は国語や作文に対して苦手意識がありましたが、今では書くことが苦ではなくなりました!先生のおかげですね笑笑 去年ではaoの指導も丁寧にしてくださり、本当にありがとうございました。先生のao指導によって、志望理由書だけでなく、自分の問題意識が明確になり、今では大学でやりたいことがはっきりしているのですごく感謝をしています。大学では授業も全て英語になるので就活に向けての日本語の維持が不安ではありますが、鶏鳴で学んだことが無駄にならないよう今後大学でも頑張っていきたいと思っています。本当にありがとうございました!ちょこちょことなんか進展があった時は報告させてください!また遊びにいきたいです!

R・Kさん(頌栄)……ICU、法政(グローバル)、日本女子(文)

現国

私は現国の授業で中井先生のバカな人とそうではない人の見分け方という話が印象的です。毎回、文章の作者がバカかそうではないかと聞くと、この人は問題意識があるか、現場に行っているかなど考えますが、私には正直分かる時のさっぱりわからないときがあります。わからない時の方が多いですが。海外に住んでいたこともあり、現国は苦手意識が強い科目でした。なのでそれを論理で、形式で解くということを知ってからそうしようと復習しました。本番、毎回国語の試験が始まると、まず論理と大きく空いているところに書いてから解き始めていました。現国の解き方を知ることはもちろんのこと、私は中井先生の考えを知る時が本当に面白いと思います。普通はニコニコ、時にはニヤニヤしながら話すのに、たまに、声が低くなり、真剣な声で私たちに問いかけする時があります。そういう時こそいつも以上に集中して聞くことを意識していました。大学で99%の怠ける人ではなく、1%の問題意識をもって行動する人になりたいと思います。

古典

私は松永先生の古典を復習する時、レジュメを何度も読んで、分かりやすさに何度も感動していました。ノリナガやホクトを何度も見ながらレジュメを復習して、知識問題だと学校で教わっていたことがそうではないとわかりました。学校で配られる古典の単語集や漢文の句形など多すぎて焦っていた私は鶏鳴式に自分の意識を変えることができて本当に良かったです。また、授業の後にある本の紹介や先生個人の話はとても興味深かったです。先生がおすすめしていた本を本棚に並べると全部読んではいないけど一種の達成感を感じていました。

小論文

通常の授業でも小論文の授業でも私の文章は内容がないと言われていました。自分でも認めたくなかった気持ちを先生に言われて、困惑と焦りと驚きで思わず授業中にも関わらず泣いてしまいました。自分の気持ちに蓋をすることは、薄っぺらい人であると自覚しました。気づけたことで一歩成長できたと思います。文章を書くことでその人の人生の深さが分かると学んだ時、怖いと感じたと同時に面白いなと感じました。私は慶應小論対策に参加したことで自分について考え、書き、批判され、また考えて書くという過程を経たことで前よりも成長できました。

その他

 高校三年生の夏、体調がよくなくなり、12月くらいまでほとんど勉強ができませんでした。受験が終わった今からすると身体的な病気だったものの、勉強したくないという精神的な弱さが引き起こしたのではないかと思うことがあります。体調が悪くなればなるほど、自分の将来、次の日の予定でさえめんどくさいと考え、考えること自体を放棄しそうになっていました。このままではいけない、助けが必要だと感じた私が最初に思いついたのは鶏鳴学園にメールすることでした。まさか、中井先生と松永先生両方にオンラインで面談していただけるとは思っていませんでしたが、話しを聞いていただき、無理そうなことは「無理だ」とはっきり言っていただき感謝しています。週三、病院に通いながら、受験をすることになるとは予想もしていませんでした。しかし、受験をすると自分で決め、合格することができ、意味があることだったと思います。中井先生、松永先生本当にありがとうございました。

 

S・Iさん(桐朋女子)……明治学院(文)

私は鶏鳴に入るまで、現国はセンスのある人がずば抜けてできる、才能と勘が試される科目 だと思っていました。いざ受験となると、勉強方法すら不明な現国に向き合う必要があり 不安でした。しかし、鶏鳴で習う「対・言い換え・媒介」の3つの論理を知っているだけで、 現国がパズルのように解ける科目に変わりました。もちろん初めは、論理が分からず中井先生のレジュメ無しでは問題を解くのにも一苦労でした。また、中井先生の「問題意識」と「経験」という言葉は私にとても響きました。この二つの言葉は漠然としていた私の進路決定を後押ししてくれました。

松永先生の古典は革命的でした。なにより単語とか文法知識に頼っていた古典が論理で解けることが驚きでした。始めは覚える単語が少なすぎて、文法もシンプルで、学校の友人が分厚い単語帳を必死に暗記しているのに、自分はやらなくて平気なのか心配でしたが、シキブ・ノリナガ・ホクトを何度も見返してそのありがたみに気づきました。また、「直・直・テーマ」を毎回意識することで、どんな難問に対しても考える選択肢が増えました。さらに、松永先生の解説は毎回面白くて、知らないうちに古典の知識が増えていて、気づいたら古典が好きになっていました。AO入試の指導の時には、私の問題意識に真っ向からむきあい、自分の経験をさらけ出して文章にしたのはこれが初めての経験でした。私がテーマを日本文化の着物にしたいと伝えた時、「やってみなさい」という一言がうれしくて、真剣に本を読み、美術館に行き、取材まで行いました。結果は残念でしたが、結果は関係なく、私にとってAOの準備で考え、学んだ経験が今の私の支えとなり、土台を築いてくれたことに変わりはありません。とても感謝しています。

鶏鳴での学習を通して、国語の能力だけでなく、中井先生と松永先生という心強い大人に出会えて、多くのことを吸収し、自分の価値観が変わり、成長できたと思います。私は鶏鳴で大学受験の入試対策以上に、人生を学び、大切な経験を得ました。一年間と短い間でしたがありがとうございました。いつか再びお世話になる機会があれば宜しくお願い致します。

 

K・N君(生田東)……明治(文)

現代文の授業について

自分は高2の中盤辺りから英語と日本史を勉強し始め、成績も順調に伸びていく中で国語だけ何故か伸びず、その頃の私は国語に苦戦していました。そんな中で従兄弟から鶏鳴学園を紹介され高3の春に入塾しました。鶏鳴の現代文では「対・言い換え・媒介」の3つを使用し解いていきます。要領が悪い自分は入塾してもなかなか伸びず、夏休みも復習をしても分からないことが多く苦戦していました。しかし秋頃から少しずつ「対・言い換え・媒介」が自分で使えるようになり、解ける問題も増えていきました。そして入試が近くづいてきた12月での冬期講習。自分としては復習を何回もやり、自信が少しついた中で冬期講習の問題がまったく解けず、受験のプレッシャーもあり病んでしまい授業に出ないときもありました。しかしいつまでもそうはしていられないと自分で区切りをつけ、復習をする上で何が自分はできていないかなどを自己分析してなんとか立ち直れました。そして受験本番では難しく、抽象的な文章でも鶏鳴で習った3つの論理に基づいて読解し、無事合格することができました。現代文は数をこなせと学校の先生に言われましたが、それでは伸びず苦戦していた中で鶏鳴学園に出会えて良かったです。短い間でしたがありがとうございました。

古文と漢文について

「古文は単語、文法だから英語の勉強法と一緒だ!」と学校の先生に言われ、英語の成績がかなり良かった自分は古文なんか余裕と高2の時は考えていました。単語と文法の2つを完璧に近い状態に仕上げていざ問題演習に入ると簡単な問題はもちろん解けるのですが難しい問題がまったく解けませんでした。和歌などもまったく分からない状態でした。そして高3の春に鶏鳴学園に入塾し、鶏鳴の古文は「直訳・直前直後・テーマ」という3つのやり方で解くと松永先生から教えていただきました。その時の私はそのやり方を信用できず、最初の方は市販の問題集も少し取り組んだりしていました。しかしせっかく入塾したんだから鶏鳴のやり方を信じてみようと考え、復習を何度もするうちに少しずつではありましたが根拠を持って解けるようになりました。受験本番ではある大学の試験でペース配分をうまくできず、古文の時間も10分もない中で驚くことにどれも「直訳・直前直後・テーマ」の3つですらすら解くことができ、無事合格することができました。学校では鶏鳴のレジュメを見て復習してた時に先生からは「正攻法でやれ」と言われることがありました。これから受験生の人もこういう経験をするかもしれません。しかしそのような中でも鶏鳴学園に入塾した以上はテキストを何回転もし、鶏鳴式のやり方で勉強するほうが勉強の負担も減ると思うので復習し続けてください。一年という短い間でしたが問題意識を考えたり、短所と向き合ったりなど苦しい一方で今考えると濃く、充実した一年間でもあったと思います。本当に一年間ご指導いただきありがとうございました。