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鶏鳴学園(けいめい学園)

〒113-0034
東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
TEL:03-3818-7405
  (留守電対応の場合あり)
FAX:03-3818-7958

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合格者の声

卒業生の声を紹介

2011年 合格者の声

K・K君(学芸大附属)……慶応(総合政策)

鶏鳴で良かったことは、常に好奇心をもてる素材があったということです。鶏鳴で勉強するテキストにはつい深く考えてしまうような、書き手の問題意識が含まれており、また、それを教える講師も、ネガティヴ系の松永先生とポジティヴ系の中井先生という大変おもしろい二人なので、その魅力にはまりこんでしまい、いつの間にか国語が好きになり、国語の成績も伸びていきます。最初、「鶏鳴式」で国語を解くということに対して、国語はフィーリングで解く、という考え方をもった自分(しかもそれでそこそこ点はとれる)は、違和感をもっていましたが、鶏鳴で勉強するにつれ、フィーリングで解く人にありがちな自分と文章との相性、自分の好不調による点数の揺れがなくなり、国語を本当の得意科目にすることができました。本当に一年間お世話になりました。先生方との出会いにより、国語の成績が伸びた以上に、人生においての糧として様々なことを学ばせていただきました。しかし、僕自身が鶏鳴から学べたことは、鶏鳴が持っている「知」の1割にも満たないとも思います。これからも鶏鳴で学んでいきたいと思いますので、宜しくお願いします。

N・K君(麻布)……東大(文Ⅰ)、慶応(法)、早稲田(政経・法・国際教養)

鶏鳴に出会うまでは、現国という科目に対して、方針というか、具体的なアプローチの仕方のないままその場その場でただなんとなく解いていた。そこに、「直前&直後」、「言い換え」、「テーマと結論」、「立体的構成」などの方法が身に付いたことで、読解自体もより理解できるようになり、記述式の答案の書き方にも具体的なアプローチを得たことで、解答も作りやすくなった。古文漢文では、以前はそれっぽい「訳」(実際は何の根拠もないまま)を作ろうとしていただけだったが、鶏鳴式を学んだことで、ゴマかさない、減点されない訳をスムーズに作れるようになった。説明問題でも、本文に根拠を見付けることから、シンプルに点の出る解答作りができるようになった。言うまでもなく、センター試験でも鶏鳴式が生きました!!

M・Mさん(淑徳与野)……ICU(教養)、東京外語、早稲田(国際教養)、上智(英文)

鶏鳴で良かったのは、他の予備校や学校の先生とは違い、常に解き方が一貫していたこと、少人数のディベート形式だったのだ、常に自分の意見を求められ、自分の頭で考える癖がついたことでした。現国は、中井先生のレジュメを読んでいるだけで力がつく気がしたし、古典は、必要最低限の知識をつけた後は、文脈で処理できるというやり方のもと、どんな複雑で難解な文章でもシンプルな解法で答えが出ることが素晴らしかった。鶏鳴で三年間通いとおしたことは、かなりの自信につながりました。ありがとうございました!

Y・K君(開成)……東大(理Ⅰ)、東京理科(工)、早稲田(基幹理工)、慶応(理工)

中井先生も松永先生も大変面白い人で、授業自体がとても楽しかったです。現国は、「立体的構成」を読みとることをテーマとして、一年間復習を繰り返し、本番の文章でもそれが出来たのではないかと思います。思えば、担当の時にレジュメを作ることも楽しかったことです。古典も、鶏鳴式の解法でずっと復習し続け、文法や単語の知識は最低必要なことしか身につけていませんが、本番でもしっかりと解答が書けました。とにかく楽しい授業を一年間ありがとうございました。

Y・M君(希望が丘)……青山(法)、獨協(経済)

鶏鳴は本当に通って良かったと思える塾でした。授業は少人数でアットホームな雰囲気なので、苦にならず、むしろ楽しかったです。中井先生に教えていただいた、「対」「言い換え」「媒介」だけで考えるということは衝撃的で、松永先生が古典は知識に頼らずとも論理で解けるというのも驚きでした。鶏鳴は、レジュメ担当や意見交換があるので、それにそなえて自分自身でよく考えることによって、自分の思考力が鍛えられました。この指導は受験だけでなく、これからの人生にも生きてくるものなので役立てていきたいと思います。本当にありがとうございました。

Y・M君(桐朋)……慶応(法、総合政策、文)

鶏鳴に通った二年間は有意義な時間でした。第一に、誤った進路を断ち切ることができました。もし自分史を省みたり、作文を書いたりしていなければ今頃、親戚の圧力に負けて医師を目指していたことでしょう。第二に、自分の問題意識を確認できたことです。いまだに漠然としているもののこれは支えとなっています。第三は、鶏鳴式思考が身に付いたと言うことでしょうか。もちろん、未だに習得には至っていませんが以前の感覚に頼った読解と比較すると進歩したと思います。中井先生、松永先生にはお世話になりました。感謝しています。しかし、地震後、いろいろ考えさせられました。自分の無力さを感じたとともに、放射能を恐れていることにして何もしていない自分にも嫌気が差しています。行動を起こさないというままでは鶏鳴にいた意味がないと思うばかりです。そして、自分の欲深さやいやらしさを感じるばかりです。またご相談に伺います。

K・S君(日本大学山形)……中央(経済)

鶏鳴では、内容ではなく形式が重要であること、知識をただ覚えるのではなく自分の頭で考えることを学べた。現国で習った形式的読解法は、家で本や新聞を読む時にも応用された。古典は高校では100中10点くらいしかとれず、全科目で一番難しいと思っていたが、鶏鳴のテキストは分かりやすくシンプルで驚いた。受験が終わった今後も鶏鳴のテキストを使って勉強したいと思うほどである。また、小論でも、これまでは何かの本を読んでそこから適当に拾ってきたものを書くということをやっていたが、鶏鳴では自分自身で現場に行きインタビューしてきたものを書くというやり方で、驚いたが心底納得のいく指導だった。私が山形で高校生だった頃は大学受験のための塾などなかったが、もし高校生の時に鶏鳴に通っていたら違った人生を歩めたのではないかと思っている。

M・Nさん(都立調布南)……東洋(日本文学・二部)

鶏鳴のことは雑誌(東洋経済)で知りました。当時は他の塾に通っていましたが、文法ばかりやる授業(古文)に疑問を持っていました。それが春期講習で中井先生と松永先生の授業を受けて、直感的に「ここだ!」と思いました。鶏鳴の現国は、討論しながらの授業で、他の人の意見が聞けて面白いけれど、いざ自分が話す時には本当に怖かったです。人に意見を言うことがこんなに難しいことなのかと、それが勉強になりました。古典は、知識としては、ノリナガとシキブというたった数ページにすべてがまとまっているテキストが本当に良かったし、苦手科目が大好きな科目に変りました。受験は本当に大変でした……甘く考えていたのかなと思います。しかし、大学受験を終わりとするのではなく始まりにします!

T・S君(暁星)……一橋(商)、上智(経済)

私は三年間鶏鳴に通っていましたが、鶏鳴の保護者会に行った父が中井先生を評して、「あの人は信用できる人だ」と言っていたのが印象に残っています。鶏鳴では、単なる国語の力だけでなく、「考え方」自体が変った気がします。高一の時のテキスト『君たちはどう生きるか』の解説、考え方には本当に感動しました。その中井先生は確かに恐かったが、甘やかされていたら自分のような人間はきっと落ちていただろうと思うし、その代りに優しい松永先生がいて、どうやったら生徒が伸びるかを考えてくれる先生達でした。三年のうち、やめていく生徒も多かったが、自分は最後まで残って本当によかったです。

M・Mさん(カリタス)……東京外語(ビルマ語)、津田塾(英文、国際関係)、獨協(英語)

少人数でアットホーム、笑いの絶えない鶏鳴の授業は、浪人して気持に余裕のなかった私にとって大切な場でした。現国は、現役時は感覚でしか解いていなかったし、勉強しても意味がないしつまらないと思っていましたが、鶏鳴では、予習法、復習法、解法、すべての指示が明確だったので、勉強した分だけ自分の成長が実感でき、現国が楽しくなりました。また、毎回自分の意見が求められるため、常に緊張感がありました。古典はといえば、こんなに楽して良いのか、と思うほど簡潔にまとめられたノリナガ、シキブ、ホクトのお陰で、苦手どころか好きな科目になりました。鶏鳴のお陰で、私の浪人の一年間は、ただ受験勉強するだけでない、充実した一年になりました。本当にありがとうございました。

K・Sさん(大妻)……跡見(文学・現代文化表現)

現国:段落内の構成および全体の立体的構成を毎週の宿題として自分で考えてきたこと、問の解答についてもクラス中で議論したこと、自分の答えの根拠を考えることが良かった。それに、他の人の考え方を聞くことで自分の欠点が見えてきた。また、先生の選んだテキストは、どれもためになるものばかりで、何度も読みたくなるものばかりだった。
古典:基本的な単語を知っているだけで、問題が解けるうれしさは忘れられない。また、漢文など全然分からなかった私が高三時には得意になり、本当に松永さんは神だと思います!
小論:自分がずっと眼を背けてきたものを見つめ、それと闘うことによって、精神的に辛い時もあったが、おかげで自己理解を深められて、ここで考えて色々なことが高校生活にプラスになったと感じている。これは、鶏鳴に通っていなかったらおそらく一生やることのなかったことで、この機会を与えてくれた鶏鳴に本当に感謝しています。

A・Wさん(桐朋女子)……慶応(法)、学習院(文)、成城(文芸)

鶏鳴の授業でまず驚いたことは、一方的に授業を聞く方式ではなく、一人一人に自分の意見を述べさせる方式だったことでした。人前で自分の意見を述べるのが得意でなかった私にとって、これはこれからの社会の場でも役に立つことだったと思います。また、先生方は、自分が指摘してもらいたくないことを鋭く突っ込んでくるので、最初は辛いことも多かったのですが、それを乗り越えたからこそ今の自分があるのだと思っています。特に小論においては、毎回怒られていました。私の苦手な「具体的に書く」ことは、直前期でも毎回の自分の文章にダメ出しをされ、それを書き直すことを何度もやり、全部にOKをもらった後になって、中井先生から「がんばれメール」をもらいました。入塾前はたいへん粗削りな文章しか書けませんでしたが、今ではポイントを押さえた文章が書けるようになり、第一志望にも受かることができました。この一年間言われ続けてきた「問題意識を常に持て!」を忘れずに、これからの大学での勉強を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

S・O君(関東国際)……東京工科(医療保険、理学療法・作業療法)

鶏鳴の授業は、学校や予備校の授業とは違い、ただ相手からの情報を得るだけの退屈なものではなく、自分の考えを相手に伝えること、主体性を重んじることが大切で、それに慣れていくと、クラスの仲間達に発言することが楽しくなっていった。以前は、国語の勉強方法自体が分からず、なんとなく文章を読み、なんとなく解答しているだけだったのが、文章の内容ではなく「形」を考えて解くことが分かるようになってからは、どんな問題にも対応できるし、かつ高得点をとれるようになった。一年間でしたがとても濃密な体験ができ、自分の考え方自体が大きく変りました。

E・Dさん(北豊島)……獨協(外国語・法)

私は鶏鳴に入る前まで、現国をフィーリングで解いていたので、「対」「言い換え」「媒介」といった形式的な方法は、画期的なものでした。このような方法は鶏鳴でしか教えないと思いますが、実際学校の友人たちが内容で文章を読み苦労しているのを見て可哀そうだなと思っていました。また、古典は大嫌いで一番の苦手科目でしたが、先生のレジュメを復習し続けたところ、本番でもおもしろいくらい解けて自分でも驚きました。それから、鶏鳴の仲間は最高です。私の学校は推薦が多くて直前期は精神的に不安定でしたが、鶏鳴にくると自然と笑顔になれました。ありがとうございました。またこれからも宜しくお願いします。

K・Nさん(明治学院東村山)……上智(総合人間科学)

鶏鳴は、生徒どうしの仲がとてもよくて、学校にはいないような個性的な人が集まっており、とても刺激的でした。入試のテクニックだけでなく、人間的にも成長できる塾でした。先生には「バカヤロウ」を言われることもたくさんありましたが、その分ほめられるととてもうれしかったです。ありがとうございました。

K・T君(日本学園)……慶応(総合政策)、同志社(政策)

1、鶏鳴で良かった事
 一言でいえば、素晴らしい人間に出会えた事である。塾長の中井さんや松永先生はさることながら、鶏鳴に通っている生徒も素晴らしかった。開成や武蔵などの御三家の生徒がいたり、偏差値という観点から非常にレベルの高い高校に通っている生徒が殆どで、私は最初戸惑っていた。というのも、私は中学校の時まったく勉強しなかったため、いわゆる底辺高校に通っている生徒だったからである。
 私は高校2年の4月に入塾して、当初は周りの人間と比較して、自分の高校にコンプレックスを持ち、劣等感を抱き、どうせ馬鹿にされるんだろうなーと思っていた。しかし私の通っていた木曜クラスの人間は、私を馬鹿にしたりせず(主観的であるが)、普通に接してくれた。また、どこの高校に通っているかなど問題にならない程、その人自身に意味がある、面白い人間ばかりであった。このような土壌などもあったが故に、入塾して8カ月程経ってだが、自分の切実な内容に関する作文をクラスの人間の前で発表出来たと思う。
 また授業が終わった後、クラスの人間と夜遅くまで鶏鳴に残って話をするのも私には有難かった。高校の人間とはあまり話をしたりしなかったし、普通の高校生はよくマクドナルドなどに友達と行って雑談をしたりすると思うが、私はそういう事をしなかったので、クラスの人間と授業後に遅くまで鶏鳴に残って、いろいろなテーマを話したりする事は、私の高校時代の数少ない青春であり、思い出である。
 2、古文・漢文について
 鶏鳴の古文・漢文はすばらしい、これに尽きる。私は学校の古文・漢文の授業はほぼ寝ていたが、松永先生の授業はすべてが分かりやすく、シンプルだったし、先生自体が変な人で面白かったので、鶏鳴の古文・漢文は楽しくできた。また覚えるべき事が非常に少なく、直訳、直前直後、テーマというケイメイ式により受験古文・漢文は単語の暗記などの知識に頼らず、まさに美しく問題を解く事が出来た。加えて、毎週解く問題が、東大や早稲田などのレベルの高い大学の問題だったので、よい刺激になり、モチベーションを高く保てた。
 最後に話がそれるが、松永先生には高校二年の時、頻繁に夜遅くまで相談に乗っていただいた。大変感謝している。
 3、現国について
 中井さんの現国は一般的な現国と異なり、入塾した当初は非常に驚いた。対と言い換えと媒介の三つを手段として論理的に文章を読む事は、学校で習っていない物であり、初体験の物だったので、入塾してからの一年間は模索が続いた。鶏鳴での一年間が過ぎ、ケイメイ式が定着してきた頃から、大学の問題で高得点が取れ始めた。
 また授業がディベート形式であるため、生徒同士で批判し合ったり、質問を交わし合うなど、一般的な塾とは違い、受動的であるだけではなく、生徒が能動的である時間があった事もすばらしい点である。その生徒同士の批判に加えて、中井さんの批判はものすごい。まさに恐怖そのものであった。レジュメ担当の時は、大変苦労した。しかしその厳しい批判のおかげで、精神的に成長できたと思っている。また中井さんはめったに褒めないが、本当にたまにだが褒めてくれる時があり、その時は非常にうれしかった。
 さらに鶏鳴の現国の大きな特徴は、経験主義という点である。一般的な現国は文章をただ対象化しているだけで、他人事だが、ケイメイはそうではなく個人の経験あるいは問題意識を媒介してテキストの文章とつながりを求め、内容により深く迫るというプロセスがある。ここが最も一般的な塾で教えられている現国と異なる点であると思う。
 4、小論文
 私は夏の作文講習と直前講習など、一年間という長きに渡って中井さんの小論文指導を受けた。中井さんの批判は厳しく、かつ私の小論文の実力は酷い物だったので、何度も書き直しをしたりして、大変苦労した。本番の一週間前まで書き直しをしていたので、こんな状態で大丈夫なのかと思っていたが、本番では集中して、中井さんの言っていた事を意識して小論を書いた。故に合格したのだと思う。
 中井さんの批判は厳しく、何度も書き直しをしたので、辞めたくなった事もあったが、中井さんの指摘は的確であり、中井さんの合格をもらうのは楽しみでもあったので、あきらめず頑張った。また一緒に直前講習を受講していた人は小論文の実力等私よりレベルが数段上だったので、その人の答案を読むだけでも、大変勉強になった。すばらしき人間が集まる鶏鳴ならではの事である。
 5、最後に
 鶏鳴学園には多くの素晴らしき人間がいる。私が人間として腐っていた頃から、少しはマシな人間になれたのもそのような素晴らしき人間との交流があったが故である。ケイメイ式等、鶏鳴学園では受験勉強にとどまらない、生涯を通して役に立つ思想や考え方を教えていただいた。ただいま鶏鳴学園に通っている人も、今後鶏鳴学園に通うかもしれない人も、鶏鳴の人間、思想、考え方を大切にしてもらいたい。私も大切にしようと考えている。