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鶏鳴学園(けいめい学園)

〒113-0034
東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
TEL:03-3818-7405
  (留守電対応の場合あり)
FAX:03-3818-7958

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塾長紹介

中井 浩一

塾長 中井 浩一

Kouichi Nakai

塾長あいさつ

鶏鳴学園は、1989年設立の国語専門塾です。それから30年、この間、1,500人以上の卒塾生と、講習受講の外部生を含めると3000人以上の受講生を送り出したことになります。
「生きる力としての国語」という明確な理念と方法論のもとにスタートし、その理念は揺るぐことなく、この時代をリードしてきたと自負しております。
当初から掲げた「生きる力」という理念は、文科省が「生きる力」を教育目的に掲げた1996年の中央教育審議会の答申、98年改訂の学習指導要領の先駆けです。
また新たな学習指導要領で掲げられ、全国の学校教育に導入されようとした「アクティブ・ラーニング」(能動的学習)、2020年度からの大学入試改革、2022年度から実施された高校段階での学習指導要領における国語科の再編成などは、これまで鶏鳴学園が行ってきたことの不十分な後追いでしかありません。

鶏鳴学園は国語専門塾ですが、それは他教科を切り捨て、国語に特化した塾という意味ではありません。
国語は全教科の基礎であり、それらを総合するものです。
そうした国語本来の教育を担い、その指導をすることを目的としているという意味です。 その意味ではそれは総合教育であり、「全人教育」です。

2023年7月1日

塾長 中井 浩一

講師紹介

松永 奏吾

松永 奏吾

Sougo Matsunaga

略歴:1972年山口県生まれ。
早稲田大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。
2010年以後、塾長中井に師事し、ヘーゲル哲学を学ぶ。

私は大学院時代から最近まで、ずっと日本語の助詞ハに関する問題に取り組んできました。
助詞ハというのは、「AはBである」という時の、ハのことです。
今はその問題に一応の区切りをつけ、次の課題にとりかかっています。
まずは、「近代日本語の成立史」というテーマです。
江戸時代まで、日本語の「話し言葉」と「書き言葉」は分裂状態にありました。
それは古代に、漢字漢文という中国文明を受け入れたことからはじまり、江戸時代までずっと分裂したままでした。
それが幕末に西洋文明と出会った衝撃から、明治のだいたい50年という短期間でひとつに統合されました。英語などの西洋語の影響で、「自由」とか「社会」とか「民主主義」といった近代漢語があたらしく作られ、論理的な「説明」の文体とリアルな「描写」の文体が作られました。
われわれは幼少期から無自覚に日本語を身につけてきたのですが、その日本語は歴史のなかで何度も作りかえられてきたのです。

                                                  2023年7月1日
                                                  松永 奏吾

田中 由美子

田中 由美子

Yumiko Tanaka

略歴:1959年大阪生まれ。
津田塾大学学芸学部卒業。(株)キヤノン勤務後、YMCA、日能研、その他の塾で講師を務める。
2009年~鶏鳴学園の大学生・社会人ゼミで、ヘーゲル哲学を学ぶ。
2011年~鶏鳴学園、中学生クラスを開設、担当。
2015年~大人のための、「家庭・子育て・自立」学習会を設立、主宰。

2024年3月5日『思春期の子どもと親、それぞれの自立―50歳からの学び直し―』(社会評論社)刊行。
田中由美子の著作はこちら

15年ほど前から社会人ゼミで私自身が学びながら、中学生クラスを担当してきました。
それまでの人生や子育ての中で、いったい何をどう考え、どう解決すればよいのか、たびたび戸惑い、悩んできましたが、授業で出会う中学生たちも、様々な葛藤を抱えていました。そして、彼らの本音や現実に向き合う中で、彼らが抱える問題は、大人たちやこの社会の問題をそのまま映したものではないかと考えるようになりました。それは私自身がつまずいた問題や、家庭や学校の問題です。

そういった問題の本質と対策について、かつて中学生だった子どもの親の立場からまとめたのが、このたび刊行する本です。

10年ほど前には、子育てなどについて保護者の方たちと共に学び合う学習会も始めました。
子育ては家庭内の孤独な仕事になりがちですが、一人の人間を社会に送り出すというきわめて社会的な仕事です。そのために学び合う開かれた場が必要だと考えました。家庭や女性に関する問題に具体的、かつ本質的にアプローチしていきます。

                                                  2024年2月14日
                                                  田中 由美子

鈴木 蕗子

鈴木 蕗子

Fukiko Suzuki

略歴:1986年北海道生まれ。
東北大学医学部保健学科看護学専攻卒業後、
葛飾赤十字産院(現 東京かつしか赤十字母子医療センター)勤務。
聖路加国際大学大学院看護学研究科博士課程修了。
こころの診療科きたむら醫院でカウンセリングを一部担当した。公認心理師の資格取得。
2022年1月から、鶏鳴学園の社会人・大学生の学習会でヘーゲル哲学を学ぶ。

大学卒業後11年間、看護やカウンセリングを通じて、人が本来持っている力を出して自分の道を作っていけるように、という思いで関わってきました。
現実の難しい問題に直面し、どうしたら人が前に進めるか模索し続けてきたところ、鶏鳴学園塾長が主催する社会人・大学生の学習会と出会いました。
中学生が抱えている現実の問題に本気で向き合い、互いに成長していきたいと思います。

                                                  2024年2月9日
                                                  鈴木 蕗子