家庭論学習会 (田中ゼミ)
2015年秋に「家庭・子育て・自立」学習会をスタートしました
この学習会は、親子関係、家庭や家族、
また女性の生き方がテーマです。
関連するテキストを読みながら、
参加者どうしが率直に語り合い、学び合って、
それぞれが自分の問題を考えていけるような
学習会を目指しています。
保護者のみなさん、また外部の方も、どうぞ奮ってご参加ください。
家庭論学習会とは
家庭は、親子関係や夫婦関係、また、老後や介護等々問題が山積みです。
また、家庭の内外でぶつかる多くの問題が、当事者たちがどんな価値観の、どんな家庭に育ったのかということと深くつながっていることは、多くの人が感じているところではないでしょうか。
私たちは、親から独立した後も、繰り返しその親子関係や家庭の在り方を問われます。
ところが、私たちは家庭内の問題になかなか向き合えません。家庭内のことほど客観視することは難しく、つい家庭の外のことに目を向けて、それで解決を図ろうとしがちです。
しかし、子どもの問題一つをとってみても、その家庭や親の問題抜きには解決できません。
家庭の問題の根の深さ、動かし難さがあります。
家庭の問題のもう一つの難しさは、プライベートな家庭の宿命でもありますが、それを家庭内に閉じ込めやすいことです。外でも仕事をする女性が増えた現在でも、圧倒的に女性がその多くを担っている子育ての仕事も、孤独で閉じたものになりやすいという問題があります。
本来、子育ては、子どもを自立させて社会に送り出すという、きわめて社会的な仕事です。他のあらゆる仕事がそうであるように、子育ても、同じ仕事を担う者同士で真剣に話し合い、学び合って、その仕事に必要な能力を伸ばしていけるのが本来です。
ところが、家庭運営の仕事については、そういった機会が乏しいのではないでしょうか。
また、もう一点、家庭の問題は、特に女性の問題です。
女性の社会環境は変化してきましたが、仕事か結婚か、また、主婦の不安やコンプレックス、定年後や老後をどう生きるのか等々の根本的な問題には、まだ何も答えが出ていないのではないでしょうか。
女性がどう生きることが、自立した、自由な生き方なのか。女性の生き方のその難しさが、家庭の問題の難しさと重なると思います。
そういった家庭の問題を、みなさんで共に考え、学び合うために、この学習会を立ち上げました。
もちろん、家庭や子育て、女性の問題に関心のある男性も歓迎です。
現在、著書刊行の準備のため学習会開催を休んでいますが、来年には再開予定です。
参加をご希望の方、また関心のある方はお問い合わせください。
2023年12月3日
鶏鳴学園講師 田中由美子
※詳細、および最新情報、学習会スケジュールについては、下記のブログページをご覧ください。
「家庭・子育て・自立」学習会ブログ
https://kateiron.keimei-tetugaku.com/